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“最新DirectX 9”,DirectX Runtime 2006年12月版が公開に
2006/12/15 12:30
 Microsoftは,DirectX Runtimeの2006年12月版を公開した。同社のダウンロードサイト「Download Center」から容量277KBのインストーラを入手できるほか,59.2MBのファイル本体は「DirectX Redist December 2006」というページからダウンロード可能だ。

 4Gamerではこれまでも何度か説明してきているが,DirectX Runtimeは,言ってしまえばDirectX 9の最新版である。
 DirectX 9の最新版というと,DirectX 9.0cを想像し,「それならすでにセットアップされている」と考える人もいるだろう。だが,ゲームデベロッパに提供される開発キット「DirectX SDK」は定期的にアップデートされるため,ことによると「ユーザーのPCにセットアップされているDirectX 9.0cが,ゲーム側のそれよりも古い」事態が発生し,結果として「DirectX 9.0cをセットアップしてあるのに,なぜかゲームをプレイできない」問題につながりかねないのだ。

 たいていの場合,最新版のRuntimeはゲームのメディアとセットで配布されるので,このような問題が顕在化することはないが,β版や体験版には付属しないことも多いため,それらを積極的にプレイする場合は事情が異なってくる。そこでMicrosoftが,2か月に一度のペースで,最新版を入手できるようにしているという次第である。

 DirectXの仕様上,いったんアップデートが完了したらアンインストールできなかったり,当然のことながらアップデート作業は自己責任になったりというハードルは確かにある。だが,4Gamerからβ版や体験版などをよくダウンロードしている人には,いらぬトラブルを避けるためにも,更新しておくことを勧めたい。(佐々山薫郁)


DirectX
■開発元:Microsoft
■発売元:Microsoft
■発売日:-
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2006.12/20061215123010detail.html