エレクトロニック・アーツは本日(12月6日),ニンテンドーDS(以下,NDS)用の新作ソフト「テーマパーク」を開発中であると発表した。発売は2007年春を予定している。 新作とはいえ,古くからのPCゲーマーならこのタイトルに聞き覚えがあるはずだ。テーマパークシリーズは,かのカリスマゲームクリエイター,ピーター・モリニュー氏が1987年に設立したBullfrog Productionsによって制作された人気作である。モリニュー氏お得意の“ゴッドゲーム”で,プレイヤーは遊園地の経営者となり,職員を雇ったり,いろいろなライドを配置したり,園内の掃除をしたり,あれやこれやなにやかにやで自分だけの理想の遊園地を作り上げるのである。 日本語版もちゃんと発売されたし,家庭用ゲーム機にも移植されたので,「ああ,やったやった。ジェットコースターを作るとすぐに園内がゲ○だらけになっちゃって,おまえら乗るな!」という温かい思い出を持った人も多いだろう。Bullfrogの解散によってテーマパークシリーズは終わってしまったが,そのDNAはローラーコースタータイクーンシリーズなどに確実に受け継がれ,現在に至っている。 そのテーマパークがNDS版として復活するのだから,「PCゲーム総合情報サイト」の4Gamerもちょっと気になるのである。
NDS版の開発をしているのはエレクトロニック・アーツのジャパンスタジオで,NDSの機能を生かし,建物やライドの設置,スタッフの指示などをタッチペンで簡単に行えるようになるとのこと。NDSの通信機能を利用した面白いフィーチャーなども用意される見込みだ。 もし,このテーマパークがスマッシュヒットをしたら,懐かしのあんなソフトやこんなソフトNDSで復活するかもしれない,などとつい個人的に妄想をたくましくするのである。(松本隆一)
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