国内メーカーによる派手な外観のゲーマー向けマウスパッドが発売
Spark Field Game Set(左)の製品ボックスとSpark Field mini(右)の製品包装
|
パソコンショップ アークは,国内メーカー製のゲーマー向けマウスパッド「Spark Field」を2006年12月8日に発売すると発表した。同製品は九州の新興メーカー,フォーダブル(Fordable)のデビュー作で,当面は同社のWebサイトにおける直販と,パソコンショップ アークのみで流通することになる。 ラインナップは大きく分けて,ゲーマー向けの「Spark Field Game Set」と,ゲーマーおよび一般ユーザーに向けた小型版「Spark Field Mini」の2モデル。Spark Field Game Setはその名のとおりセット品で,マウスパッド「Spark Field 240X」と,後述する「Spark Spike」「Spark Wax 240X」の3点からなる。
Spark Field 240X。リリース時点で単体販売の予定はない
|
素材アピール合戦の様相を呈している最近のマウスパッド業界にあって,フォーダブルは記事執筆時点の12月6日時点で素材の詳細を明らかにしていない。そのため,実物を前にしての印象を中心に述べたいと思うが,何といっても目を引くのは,まるでラメ加工されているかのように,光が当たるとキラキラ反射して光る表面加工だ。 触ってみると突起はなく,ツルツルした手触り。一方裏面は滑り止め加工が施されており,実際に机に置いてみると,かなり安定する印象だ。ちなみに厚みは0.4mmと,非常に薄い。 Spark Field 240XとSpark Field miniの違いはサイズのみで,前者は320(W)×270(D)mmとかなり大きなもの,一方後者は197(W)×147(D)mmで,量販店の店頭などでもよく見るようなサイズになっている。
左:製品ロゴを中心に表面を撮影してみた。明るいところで試用する限り,非常に派手だ
右:こちらは薄さが分かるように撮影してみたところ
|
|
|
Spark Wax 240X
|
さてフォーダブルは,このツルツルしたSpark Fieldの表面でマウスを滑らかに操作するためには,両者の接点を少なくして摩擦を減らすのがよいとしている。そして,それを実現するために用意されているのがSpark Spikeだ。これは,“マジックテープの硬いほう”に似た印象を受ける突起を持った4個一組のシール。マウスソールを避けて貼ることで,マウスソールの代わりにSpark Fieldと突起が接し,滑らかな動きを実現するという。 だが,突起が表面加工の上をなぞるとなると,細かな傷がついてパッドの寿命を縮めると思う人もいるだろう。この点に対する回答として用意されているのがSpark Wax 240Xである。界面活性剤とシリコンから成るこのワックスによって,表面の滑らかさが保たれるというのが,フォーダブルの主張だ。
Spark Spike
|
|
|
Spark Field miniにはSpark Spikeが1セット付属。ちなみに,包装された正規製品版(写真)の価格は予価680円(税込み)
|
とまあ,至れり尽くせりといったSpark Field Game Setなのだが,店頭価格は4980円(税込)が予定されており,いまのところ実績のないマウスパッド(のセット)としてはいささか高い印象は否めない。そこでパソコンショップ アークでは,Spark Field miniの単体製品版(バルク版)を,580円(税込)で「お試し版的に」(同店)販売するとのことだ。 580円なら,予算に制限のあるゲーマーでも試しやすいはずで,これはありがたい。Spark Field Game Setに買う価値があるのか。そもそもSpark Fieldは使えるのか。この点をチェックしたい人は,ひとまず“体験版”を入手してみてはどうだろうか。
なお,Spark SpikeとSpark Wax 240Xは単体販売も行われる予定。前者はSpark Field Game Setの標準構成と同じ4個一組の5セットで580円,後者はSpark Field Game Setと同じ50ml仕様が780円,倍となる100ml仕様が980円(いずれも税込予価)となっている。(佐々山薫郁)
|
|
|