Real Power Pro 850W。ATX12V V2.2，EPS12V V2.91規格に対応する
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Cooler Masterの日本法人，クーラーマスターは，定格出力850W（ピーク1kW）の電源ユニット「Real Power Pro 850W」を発表した。2006年12月中旬発売予定で，予想実売価格は4万2000円前後。
クーラーマスターによれば，Real Power Pro 850Wは，「GeForce 8800 GTX」のNVIDIA SLI（以下SLI）動作を想定して，NVIDIAの協力を受けつつ開発されたとのこと。実際，PCI Express用の6ピンケーブルを4本持ち，GeForce 8800 GTXのSLI動作が可能としてNVIDIAの認証も取得済みだ。日本国内で販売されるPC向け電源ユニットとして初めて，＋12Vライン6系統を独立した形で用意して安定化を図ったのも特徴という。
電源内部のイメージ
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ファンは135mm角の吸気1系統で，公称騒音レベルは16dBA。エネルギーが熱に変換されてしまうロスを極力抑えるべく，同社Green Powerシリーズに続き，電源変換効率85％を実現していることは，注目したいところだ。
なお，ハイエンドクラスの電源ユニットには当然求められる，低電圧，過電圧，過負荷に対する保護回路は，もれなく搭載する。
製品ボックス
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GeForce 8800 GTX搭載グラフィックスカードが発売されて数日が経過し，そこかしこで電源ユニットの容量不足が原因と思われる大小さまざまなトラブルが報告され始めている。それだけに，現在400W台の電源ユニットを利用していて，これからGeForce 8800シリーズのグラフィックスカードの購入を考えているなら，少々高価ではあるものの，考慮に足る存在といえるだろう。（佐々山薫郁）
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