[TGS 2006#56]謎めいたブースの謎めいたゲーム「萌えるオヤジの『ちょいワル』脳トレーニング」とは
ゲームショウとはある意味「お祭り」なわけだが,だからといって浴衣の女の子やガラガラ抽選会を見ることになるとは予想していなかった。フリーゲームのサイト「ふりーむ!」をサービス中のふりーむ(ややこしいですか?)のブースはなんというか,謎めいた和風の造りで,壁掛けには墨黒々と「ちょいワルだもの」(?)。ときどきちょんまげカツラの人の姿も見えたりして,いろんな意味で「どうしようかなあ……」と思わずにはいられないブースなのだった。 「うちみたいな小さいブースが,ほかと同じことやってたんじゃ,誰にも見てもらえないですからね。まあ,成功したんじゃないかと」と語るのはフリーム代表取締役の大西氏。確かに,“異色さ”という点では高レベルである。あれ,でもガラガラ抽選会は終わっちゃったんですか? 「いや,思いのほか人が集まって,用意していた景品のCDとポストカードがなくなってしまったので,やめました」。 というわけで,さっそく試遊台に向かい,開発中の「萌えるオヤジ〜」の体験版を遊ぶことにした。これはタイトルからも分かるように,今ハヤリの脳トレーニングである。体験版では「脳年齢チェック」ができる。 製品版ではそれに加え,「おやじ育成」「9つの豊富な脳トレーニングモード」,そして「データセーブ機能」などが導入される予定とのこと。もちろん,出てくる問題もグッと増えるとのことだが,それにしても,おやじ育成ってなんだろう? 脳年齢チェックは「ちょいワル暗算」「セレブ色当て」「おやじ じゃんけん」の三つのミニゲームによってあなたの脳みその程度を測ってくれるというものだ。
それぞれのミニゲームの詳細はだいたい想像がつくと思うが,たとえばセレブ色当ては,画面上に出てくる文字の色をすばやく答える,というもの。それだけ聞けば簡単きわまりないが,その文字が「青」とか「緑」とかなのね。青の文字が黄色かったら,黄色と答えるわけだが,うっかり文字のほうを読んでしまって「青」と答えると間違いなのだ。 それぞれ制限時間30秒なので約1分30秒プレイして,筆者の場合「脳年齢107歳」と出た。ふと見上げると,それまでニコニコしていた女の子が,ちょっと悲しそうな顔をしているではないか。「100歳以上は,ちょっと……問題が」。 いやほら,ずっと取材続きで寝てないし,ノートPCだと数字キー押しにくいし……。
ブース同様,謎めいたこのゲームタイトルだが,これは,頭が「ちょいワル」の可愛い娘が,父親であるオヤジに萌えるというバックグラウンドストーリーに由来する。つまり,プレイヤーはその女の子で,今後,テストのスコアによって父親用のアイテムをダウンロードし,かっこいい「マイおやじ」を作れるといった機能も検討中とのこと。もう,なんとコメントしていいかよく分からないです。発売日は未定だが,オヤジに萌えて萌えて,という人はぜひお楽しみに。(松本隆一)
|
|
ふりーむ! |
|
|
|
|
|
|
(C) 2000-3000 FREEM CO LTD. All Rights Reserved. |
|
|