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11月10日発売,工画堂「パレドゥレーヌ」の最新画面とゲームシステム
2006/09/20 20:14
 工画堂スタジオの女性向け国家運営ストラテジー&恋愛ゲーム「パレドゥレーヌ」の発売日が,11月10日に決定した。このタイミングで,最新の開発画面と,ゲームの展開に関する情報を入手したので,かたがたご覧に入れたい。
 ゲームの基本的な進行はターン制で,全48ターンから成る。プレイは1年間なので,1ターンは7〜8日ほど……というよりも,4ターンで1か月と考えたほうが分かりやすいだろう。そうしたわけでターン内の行動には,

自由行動
税率変更(4ターンに1度)
予算投資(4ターンに1度)
騎士配置
騎士運用
報告

という風に,4ターンに1回だけ発生する項目があるのだ。

 「自由行動」フェイズには,政務の準備をしたり,服やアクセサリを閲覧したりできる。メイン画面の右上に配されたパレットで,左上にある「政務」ボタンをクリックすると次のフェイズに移行する。通常のターンなら「騎士配置」で,月初のターンであれば「税率変更」フェイズである。

「自由行動」フェイズの画面。左からメイン画面,着せ替え画面,政務委任画面。このゲームではイベントや買い物を通して服やアクセサリを入手/着用できるが,それを楽しめるのがこのフェイズだ。また,執政官に政務を委任するのもここで


 「税率変更」フェイズは月初のみ,つまり4ターンに1回だけめぐって来る。税率は3段階に設定でき,重税を課せばもちろん税収は増えるものの,領民が不満を持つのは必然である。続いて,同じく1か月に1度のみの「予算投資」フェイズでは,5分野用意された事業に投資を行い,収益を強化できる。



 続いて,こちらは毎ターンのこととなるが「騎士移動」フェイズが来る。騎士が移動できるのは,現在いるエリアの隣のエリアまでで,敵地や中立エリアは通行できない。ここで移動/逗留を確定させると,次の「騎士運用」フェイズに移行する。名前のとおり,ここでは騎士達のそのターンの行動を選択するが,このタイミングでは領主も「行動」でき,実行できるコマンドは騎士のものと若干異なる。例えば,新しい騎士と契約して配下に加えるといったものが端的な例だ。
 プロットに応じた騎士の行動や,情勢の変化によるイベントの発生がプレイヤーに示されるのが「報告」フェイズだ。配下の騎士を使って,自派が有利になるよう政治宣伝を行ったり,「挑戦」コマンドを使って,配下の騎士に決闘を挑ませたりといったプロットの結果が,ここで報告される。ちなみに決闘は申し込んだターンの次のターンに処理され,勝利すれば相手領主は自派を支持するようになる。

左上に示したのが,「騎士運用」フェイズにおける騎士のコマンド画面で,下段左側が領主のコマンド画面


 ゲームは基本的に上述のような流れで進むが,ここまでで例に挙げた以外にも,配下の騎士を呼び出して親睦を深める(事実上のデートイベント)領主コマンド「召喚」や,配下の騎士をほかの騎士と会わせて,場合によっては自派に勧誘させる「会話」コマンド,決闘で深手を負ったり,著しく名誉を失墜した騎士/領主に起こる「死亡」イベント,あるいは北方の辺境から蛮族が攻めてくるイベントなど,国家経営/人材管理ストラテジーとしての要素はさまざまに用意されている。

左から,騎士コマンド「会話」,イベント「死亡」,蛮族襲撃イベントの画面


 また,領地が持つ「情報」パラメータの値が低いと,ほかのパラメータが見られないなど,国家運営ゲームとして合理的かつ芸の細かいギミックも盛り込まれているのだ。

左から,領地の「情報」が低いとき,ほどほどのとき,高いとき。見えるパラメータの数が異なるのが分かる


 サウンドトラックCD(5.p.bから11月25日に発売)やノベライズ作品(コナミデジタルエンタテインメントから12月に発売予定)のリリースも決まった本作。工画堂スタジオ初の女性向けタイトルかつ,あまり前例を聞かない国家運営シム&恋愛ゲームということで,いったいどんなプレイ感覚で,どの水準のプレイバランス調整が行われるのか,非常に楽しみではある。発売予定日は11月10日と,もう少し先のことではあるが,順次続報をお届けしていきたいと思う。(Guevarista)


パレドゥレーヌ
■開発元:工画堂スタジオ
■発売元:工画堂スタジオ
■発売日:2006/11/10
■価格:通常版:6980円,初回限定版:8980円(ともに税込)
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.09/20060920201419detail.html