Dellの日本法人,デルは,同社製のゲーマー向けPCシリーズ「XPS」最新モデル「XPS 700」のBTO選択肢として,新たにCore 2 Extreme/Duoを採用した。特徴的なデザインや高い拡張性を誇りながら,これまでPentium 4/Dシリーズしか選べなかったXPS 700だが,これでようやく,ゲーマーにとって意味のある存在になったといえる。
※最小構成にディスプレイは含まれません
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基本的な仕様は2006年5月31日の記事で紹介したとおりだが,最小構成では,CPUがCore 2 Duo E6300/1.86GHz(L2キャッシュ2MB)で,メインメモリはPC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB×2,グラフィックスカードはGeForce 7900 GS採用(グラフィックスメモリ256MB)で,HDD容量160GB,Sound Blaster X-Fi Xtreme Musicを搭載して,22万3335円(税込)。CPUはCore 2 Extreme X6800/2.93GHzまで,2006年9月時点におけるCore 2シリーズのうち,E6700/2.66GHzを除く4モデルからCPUを選択できるほか,グラフィックスカードは,上位モデルや,NVIDIA SLI構成も選択可能。さらに,PhysX PPU搭載の物理演算カードも追加で搭載できるようになっている。 なお,9月12日現在における,CPUごとの最小構成価格は以下のとおりだ。- Core 2 Extreme X6800/2.93GHz:37万2435円(税込)
- Core 2 Duo E6400/2.40GHz:23万9085円(税込)
- Core 2 Duo E6400/2.13GHz:22万7535円(税込)
- Core 2 Duo E6300/1.86GHz:22万3335円(税込)
ホワイトボックスPCと比べるとやや高めの価格設定であることなど,残念な点も残るが,ほとんどのホワイトボックスPCとは異なり,充実した,かつ現実的な選択肢が多く用意されている点はポイントが高い。とりあえずゲーマー向けPCが欲しい人だけでなく,一から自作するのは面倒というPC中上級者にも,悪くない選択肢だろう。
(佐々山薫郁)
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