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「リネージュ」EP5最新情報:「ラスタバド」の詳細が明らかに
2006/08/08 15:41
 MMORPG「リネージュ クロスランカー」の大規模アップデート,「エピソード5 ラスタバド〜混沌の塔〜」特設ページが,本日8月8日に更新された。今回明らかになった新要素は,「ラスタバド」について。サブタイトルに冠されたエリア名だけに,EP5最大の見どころと考えていいだろう。

 ラスタバドとは,既存のエリアである「地下大空洞」とつながっている,ダークエルフおよびその眷族の本拠地である。
 ラスタバド自体が巨大なエリアだが,その中心となるラスタバド城も,地下1階から地上3階までの4層構造となっており,各階に四大軍王が待ちかまえているという。
 四大軍王との戦闘だけでも骨が折れそうだが,BOSSを倒せばクリアできるような単純なものではないのが,ラスタバド城の面白いところ。各フロアに設けられている「制限時間」内に,フロアを探索し,モンスターを蹴散らしながら,BOSSモンスターを攻略しなければならないのだ。高レベルキャラクターを持っている人にとっては,考えただけでワクワクしてくる仕様なのではないだろうか。
 本稿では,特設ページでは紹介されていない情報/画像を掲載しているので,今のうちにラスタバド城攻略のイメージトレーニングをしておきたいという人は,ぜひ以下のリリース文に目を通しておこう。(大路政志)



#### 以下,リリースより ####
■ラスタバド:概要

複雑な構造のラスタバド城が登場!本格的なラスタバドでの内城戦が始まり、さまざまなテーマのアイテムや、フィールドが数ヶ所に実装し、プレイヤーへ緊張感溢れるプレイを提供。
・「地下大空洞」と繋がっている「ラスタバド」は、多数の部屋で構成されている巨大な地域。
・「ラスタバド城」は、地下1階〜地上3階の4層構造になっており、各階に四大軍王が守っている。
・階層ごとに異なる、多種多様なテーマのフィールド。
・ラスタバドの城門から城の上層部まで、制限時間内に突破していくタイムアタック形式のダンジョン。
・各部屋では、他の部屋へ移動できる扉があり、扉の近くやその部屋のボスモンスターを倒すと開く。
・扉が開いて閉まるまでに次の場所へ移動しないと、プレイヤーは強制的に各マップ上の一定場所までテレポートされてしまい、再度、冒険を始めなければならない。




■ラスタバドのバックストーリー

勇敢なアデンの勇者たちにより、ディアド要塞はますますその力を失い、地上の様々な城を侵攻したダークエルフの兵士らは、ディアド要塞と本拠地である「ラスタバド」を守るために撤収を始める。
ディアド要塞が滅びていくのを目の前にしたダンテスは、長老会を招集し今後の対策を備えようとする。長い会議の末、複雑な「地下大空洞」の迷路を利用し、アデンの軍事力を撹乱しながら、その間にダークエルフや彼らが支配する他の種族らを「ラスタバド」へ動員するように指令を下す。
一方、「ラスタバド」に対して侵攻があることを予言していた悪の親玉「ダンテス」は、アデンの勇者たちからの攻撃を防ぐためには「その名を語ることすら大なる罪とされた闇の存在」を召喚させるべきだと、四大軍王に述べたあと、召喚の儀式を行う際には誰の妨げも許さないといい、自ら住んでいる地域に結界を施す。
ダンテスや長老会の決定を耳にしたヘルバインは、ディアド要塞を陥落された「バランカ」やライアを強く非難し、自分で攻撃を防いでみせると言いながら大空洞へ向かい、スレイブも今度こそ功績を収める絶好のチャンスだと考えて、常々自慢していた暗殺軍を率いてヘルバインの後を追うが…。


上段:左からクリムゾンドレイク,ダークロード,ファントムナイト 下段:左からブラッディ ナイト,ラスタバド親衛隊,闇の復讐者


暗殺軍王スレイヴ
■暗殺軍王スレイヴ〜惨殺のアサシン〜

「声無き暗殺者」と呼ばれているだけあって、言葉で自らの考えを表すことのないスレイヴは、暗殺軍王という名にふさわしく上官の命令、すなわちダンテスの命令には絶対的に服従する。よってラスタバドの敵とみなされた者は容赦なくその命を絶たれる運命におかれてしまう。
スレイヴはブラッドアサシン師団と、暗殺旅団の傘下にある2つの独立師団を指揮しており、これらの師団はスレイヴの命令に絶対服従する組織力の強さを見せる。スレイヴはアサシン出身らしく接近戦でその実力を十分に発揮する。
スレイヴは自らに挑む敵を決して拒むことはないが、戦闘時間が30分を越えると自分に挑む価値もない相手だとみなし、挑戦者たちをラスタバド城の外へ弾きだしてしまう。ダンテスの命令であれば命をも惜しまないスレイヴの全貌は、暗殺という特徴から明らかにはなっていない。

・暗殺軍王エリア(地下1階)
ネームド:スレイヴ、ブレイズ、カイト
スレイヴの部屋:地下牢の奥にあり、その周辺ではたくさんのアサシンが彼を守っている。その座席の後ろには、ダンテスの勅命を受けるために使用される小さな密室がある。




魔獣軍王バランカ
■魔獣軍王バランカ〜狂気の獣使い〜

暗黒の野獣を操り、単純かつタフな性格のバランカは、その果敢すぎる性格と勇ましい部下のおかげで、ダークエルフにしては多少風変わりな面を見せる。そのせいかライア以外の冥王とはあまりウマが合わないようだ。
バランカはビーストマスターという名の通り、召喚したモンスターや部下たちの扱いに長けている。異界の魔獣や調教された野獣、そして敵とみなせば躊躇せず飛びかかる突撃兵たちが、バランカの恐るべきパワーと威容を増幅させる。
バランカもまた、自らに挑む者たちを決して拒むことはない。ただ、バランカとの戦闘時間が40分を超えると、バランカはダラダラと続く戦いに嫌気がさして、挑戦者たちを城の外にはじき出してしまう。もしバランカに挑戦するときは、40分以内に倒さなくてはならないのだ。
前回のエピソードからその姿を見せているバランカは、ディアド要塞が陥落してから、ライアと共にラスタバドに撤退し、現在ラスタバド城の1階を守っている。

・魔獣軍王エリア(ラスタバド前の広場、1階)
モンスター:バランカ、シンクレア、カイバール、ダークパンサー
シンクレアの部屋:異界の魔獣を召喚して手なずける集団居住地。生贄を捧げて異界の魔獣を召喚する祭壇がある。
カイバールの部屋:武器や防具などが陳列されており、訓練場のような雰囲気。
ダークパンサーの部屋:魔獣調教師の部屋。所々に魔獣のゲージがあり、訓練された魔獣たちがうろついている。バランカの部屋:中央にバランカの席があり、その周囲にビーストマスターたちの護衛兵が立っている。




魔霊軍王ライア
■魔霊軍王ライア〜悪夢のソーサラー〜

ライアのエレメンタルは闇の異空間から呼び寄せる精霊で、呪いの力で人々を悪夢で苦しませ、様々な呪いで苦痛を与える。ケンラウヘルがラスタバドを訪れたとき、唯一ケンラウヘルを始末すべきだと強く主張したのはライアだった。
彼女はエレメンタリスト師団とブラックウィザード師団を統括している。ライアは黒魔法に精通しているウィザードであることを忘れてはならない。ライアとの戦闘は40分以内で終わらせなくてはならない。時間切れになると挑戦者たちをラスタバド城の外へ弾きだしてしまうからだ。
前回のエピソードからディアド要塞に登場しているライアは、ディアド要塞が陥落してからはバランカと共にラスタバド城に撤退し、城の地上2階を守っている。

・魔霊軍王エリア(2階)
モンスター:ライア、バウンティ、カルミエル
ライアの部屋:すっきりと整理された洗練された内装だが冷たく暗い感じ。中央には祭壇があり、ラボと図書室につながっている。暗黒の司祭たちがうろついている。
カルミエルの部屋:闇魔法の力を増幅させる巨大なダーククリスタルがある祭壇や、あちこちに魔法書の本棚などがある。




冥法軍王ヘルバイン
■冥法軍王ヘルバイン〜冥府の主管者〜

その深く暗い眼差しは、生き物の魂を抜き取ると言われ、下っ端のダークエルフらはヘルバインを見ることすら拒むそうだ。ヘルバインに関しては異界の魔族から力を借りているという疑惑が尾を引いているが、4大冥王の以外のダークエルフたちとってその事実を確認することは不可能に近い。
今回のエピソードでラスタバドの最強ボスとして登場したヘルバインは、不死の肉体を持つ鋼鉄の軍隊と魔族で構成されている破壊力のある軍隊を引き連れてその威容を誇示している。
ヘルバインを倒すと、今回のエピソードではアップデートされていないダンテスに遭遇できる謎のヒントを手に入れることができるだろう。ヘルバインは自分への挑戦は決して拒むことはない。ただし戦闘が30分を超えると、挑戦者の実力に怒りを覚え、戦闘を中断して挑戦者たちをラスタバド城の外へ弾き出してしまう。

・冥法軍王エリア(3階)
モンスター:ヘルバイン、クリファス、メフィスト
ヘルバインの部屋:大きく3つに分けられる。ひとつはオームを実験するラボ、もうひとつの部屋には祭事を行う祭壇がある。
クリファスの部屋:部屋の所々にダークアベンジャー師団の兵士が横たわる石のベッドがあり、悪霊の力を植えつける釜が周辺にある。
メフィストの部屋:部下たち(ダークオーバーロード)を召喚する召喚の扉が部屋の周辺に何箇所かある。




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リネージュ
■開発元:NCsoft
■発売元:エヌ・シー・ジャパン
■発売日:2002/02/12
■価格:1400円/月
→公式サイトは「こちら」
リネージュ エピソード5 ラスタバド〜混沌の塔〜
■開発元:NCsoft
■発売元:エヌ・シー・ジャパン
■発売日:2006/08/11
■価格:オープン価格
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2006.08/20060808154105detail.html