[CJ 2006#28]プレイヤー全員に船が支給される海洋冒険MMORPG「海盗王online」
船に乗り込んでの海の冒険がメインテーマのMMORPG「海盗王online」が,MOLI Group Limitedのブースで出展されていた。 海盗王onlineは,中国で2005年9月にサービスが開始されており,現在は600万人の会員がいるとのこと。料金体系はアイテム課金制が採用されている。今回は,8月に行う大型アップデート「神鬼奇航」のプロモーションを行うために展示していた。
本作は,レベル10(プレイ開始後3時間ぐらいで到達可能)になると,すべてのプレイヤーが船を持てるという,海洋冒険にスポットを当てたゲーム。プレイヤーキャラクターが成長するというのは当たり前だが,なんと本作では船にもレベルがあり,独自に成長するという。 船は成長すると攻撃力,移動速度,耐久力などが上がる。海での戦闘は船と船同士で行われ,船専用の装備品(大砲など)もある。海上での戦闘に破れ,船が沈没した場合は,お金を払えばそれまで使用していた船を,沈没前の状態で回収できる。海上版プレイヤーキャラクターといった位置づけといえるだろう。
プレイヤーは船を使ってさまざまな島を渡り歩き冒険する。また,本作には三つの大陸/国があり,各国で売られているアイテムの価格もまちまちだ。ということは,アイテムを安く買い込み,別の国に売りに行く,といった利益の生み出し方もあるというわけだ。 キャラクターの選択できる職業は,盗賊,戦士,医者,漁師,航海士,陰陽師の六つ。レベルが上がれば転職も可能。盗賊は素早さにたけ,戦士は肉体的な強さがある。医者は治癒能力,漁師は釣りの能力が高い。陰陽師は魔法のような特殊なワザを使え,航海士は船の扱いに長けており,自動的に船の能力が上がるという。
8月に実装が予定されているアップデートでは,ミッションの追加が主な内容。ちなみにアップデートのタイトルである「神鬼奇航」とは,映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の中国名。このアップデートによって,映画と同じキャラクターや,ストーリーにそったミッションが追加されるという。つまり,ブラックパール号やジャック・スパロウなどがゲームに登場するというわけだ。
MOLI Group Limited プロダクトマネージャー Robin Zeng氏
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説明をしてくれたRobin Zeng(ロビン・ゼン)氏によると,開発当初から日本進出を考えており,グラフィックスなども日本人の好みを意識しているという。ChinaJoy期間中に日本の会社から,日本でのサービスを持ちかけられたとも言っていたので,そう遠くないうちに,日本語で遊べる日がくるかもしれない。(noguchi)
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