Windows起動直後に「SLIが無効になりました」ポップアップの出現する問題が解決した公式β版「ForceWare 91.33β」リリース
NVIDIAは,同社の運営するWebサイト「nZone」で,グラフィックスドライバ「ForceWare」の公式β版「ForceWare 91.33 BETA」をリリースした。nZoneのβドライバページから,「International」と書かれている枠内にある「Primary Download Site」をクリック。すると「License for Customer Use of NVIDIA Software」というページが表示されるので,その一番下にある「Accept」を押せばダウンロードできる。
ForceWare 91.31を導入すると,非SLI環境で表示されるようになるポップアップ。4Gamerでは,ForceWare 91.33 BETAで表示されなくなることを確認している
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「ForceWare 91.31」のリリースから間のない登場となった今回の公式β版だが,最大のトピックは,導入すると「SLIマルチGPUレンダリングが無効になりました。」というポップアップが出なくなることだ。ForceWare 91.31を導入した結果,Windowsを起動するごとに出てくるようになってしまったこのポップアップを,うっとうしく感じていた人は少なくないと思われるだけに,これが解決したのは大きい。
このほか,公式β版では,ForceWare 91.31が抱えていた,以下の問題が解決しているという。
ForceWare 91.33で解決した主な問題- Intel製マザーボード「D955XBK」でGeForce 7950 GX2を利用すると,3DMark06実行時にシステムがクラッシュする問題
- 「Prey」用のNVIDIA SLI用プロファイルが用意されていなかった問題
- プライマリディスプレイがアナログ接続のデュアルディスプレイでクローン,もしくはスパニング設定を行うと,セカンダリのデジタル接続ディスプレイでリフレッシュレートを正しく設定できない問題
ForceWare 91.33 BETAはあくまでβ版だが,そのアップデート内容を見る限り,普段β版に手を出さないポリシーの人も,今回ばかりは導入しておいたほうがいいかもしれない。 もちろん,アップデート作業は自己責任となるため,この点に注意は必要だが。(佐々山薫郁)
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