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拡張パックも完全日本語版で登場。WWII戦略級ストラテジー「ハーツ オブ アイアンII ドゥームズデイ」
2006/06/27 16:00
 サイバーフロントは,第二次世界大戦モチーフの戦略級リアルタイムストラテジー「ハーツ オブ アイアンII 完全日本語版」の拡張パック,「ハーツ オブ アイアンII ドゥームズデイ 完全日本語版」8月4日に発売する。単体でプレイ可能な通常版のほかに,すでにハーツ オブ アイアンII(US/UK版および,ドゥームズデイのUS/UK版も含む)を持っている人向けの「アップグレードパック」が用意され,価格はそれぞれ8925円と4725円(共に税込み)となる。

 ハーツ オブ アイアンIIそのものの概容については,2005年10月19日のニュース記事および,同作品を扱った連載記事の第一回をご覧いただくとして,“ドゥームズデイ”の新規要素は,おおよそ以下のとおりとなる。

プレイ期間が1953年まで延長
米ソの全面衝突を描くドゥームズデイキャンペーンを追加
戦術核など,第二次大戦後のテクノロジーを追加
要人暗殺や,暴動,ストライキの誘発など諜報活動を追加

 そして,むしろこうした明確な追加要素より重要だと思われるのが,ユニット生産時のIC(工業力)割り当て操作の改善,貿易交渉の自動化オプション,艦砲射撃手順の簡略化,アップグレード対象ユニットの指定方法改善,敵に関する情報の不可視化など,個別のルール/システム改善だ。英語版プレイヤーの間でしばしば,一度ドゥームズデイ環境でプレイしたら,とても元の環境でプレイしていられないと言われるほど,操作性にはいろいろ手が入っている。新ルール,新テクノロジー/ドクトリンによるプレイバランスの変化と並んで,地味ながら見逃せない要素といえよう。

 ドゥームズデイに関しては,2006年4月の英語版発売直前のタイミングでデモ版もリリースされており,当サイトでも「こちら」に解説とダウンロード環境を用意している。英語版ではあるが,一足先に試しておくのもよいだろう。
 すでにハーツ オブ アイアンIIをプレイしている人のみならず,ヒストリカルストラテジーゲームに興味のある人は,8月4日を楽しみにしていてほしい。(Guevarista)


ハーツ オブ アイアンII ドゥームズデイ 完全日本語版
■開発元:Paradox Interactive
■発売元:サイバーフロント
■発売日:2006/08/04
■価格:通常版:8925円,アップグレード版:4725円(共に税込)
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.06/20060627160001detail.html



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