ここ数年,E3が始まる前に必ずと言っていいほど聞こえてくるのが,「Blizzard Entertainmentのブースで,DiabloやStarCraftの新作が出展されるのかどうか」という話題。まあ,話題として挙げるほうも,「どうせないよね」というテンションなので,展示がないどころか噂すら聞けなくても,あまりがっかりすることもない。 今年のE3も例にもれず,「World of Warcraft: The Burning Crusade」の展示のみで,「やっぱりなかった」という結果。ただ,ここまで何も出てこないと,「DiabloやStarCraftの新作など,実は作ってはいないのではないか?」と思えてきてもおかしくはない。そもそも発表もされていないので,作っていない可能性も否定できないのだが……。 そんな中,DiabloやStarCraftの新作登場を匂わせる噂が海外のゲーム情報サイトを賑わせている。それは,Blizzardの親会社であるVivendi GamesがWall Street Todayに対して「Blizzardの持っているタイトルはすべてMMOGにする」と発言した,という内容のもの。そして,「現在MMOタイプのゲームを作るには,3年という時間と5千万ドルのコストがかかる」とも言っていたそうだ。 さらにVivendiの代表者は,MMOGを1回のプレイが2時間未満で終わる“ショートセッションゲーム”と,2時間以上かかる“ロングセッションゲーム”に分け,ショートセッションゲームをSierraから2007年の春ぐらいに北米でリリースすると説明した。 ロングセッションゲームについては言及されなかったようだが,ここでの話をまとめると,DiabloとStarcraftのMMOが2009年に発売されてもおかしくない,となるだろう。まあ,すでに開発がスタートしていれば,ということになるが……。(noguchi)
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