レトロゲーム配信サイト「アミューズメントセンター」の「PLUS」(プラス)は5月26日,新タイトル「ロボクラッシュ98」(PC-9801版)の販売を開始する。価格は1155円(税込)。 「ロボクラッシュ98」は,1991年にシステムソフトから発売されたPC-9801用のシミュレーションゲーム。時は西暦2091年。人間の代わりにロボットが戦う時代。そういや,システムソフトの「ロード・オブ・ウォーズ」も「戦争のない平和な地球で,人々は闘争本能を満たすため,なんとかかんとか」という設定だったので,同社はこの設定がお好きらしい,などということはどうでも良くて,そんなわけで,本作(もちろんロボクラッシュ98のほう)では,プレイヤーはまず自分のロボットをカスタマイズし,次いでロボットの行動パターンを決定して,トーナメントに出場させ戦わせることになる。愛機の戦闘中,プレイヤーは何もできないので,そのへんがシミュレーションっぽかったのである。カスタマイズでは,頭や足,腕や胴体,燃料タンク,武器,防具などが非常に豊富で面白く,また行動パターンの設定も非常に簡単。 同じ趣向のソフトはいくつかあるが,この行動パターン設定の簡単さが遊びやすさの秘密であったようにも思う。 まあ,大ヒットした,とはちょっと言いづらいが,地味に長く売れ続けた印象のある,佳作ソフトである。おお! と目を輝かせるあなたは,昔,あるPCゲーム雑誌でやっていた読者参加トーナメントに参加した口ですね。うふふ。(松本隆一)
「ロボクラッシュ98」PC-9801版 システムソフト 1155円(税込) (C)SystemSoft (C)D4ENTERPRISE,Inc.
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