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[E3 2006#139]フル3Dに発展した箱庭型ストラテジー「Anno 1701」
2006/05/15 17:54
 日本では「創世紀」というタイトルでリリースされているAnnoシリーズ最新作「Anno 1701」が,Sunflowersブースで公開されていた。E3 2005では,自前のブースを構えなかった同社だが,今年はきちんとブースを用意してきたことからも,意気込みがうかがえる。



SunflowersのAndre Bernhardt氏
 実を言うと,Sunflowersブースにはアポなしで行ったのだが,同社のInternational Junior Product ManagerのAndre Bernhardt氏が,実に丁寧に応対してくれた。まず3分間ほどのプロモーションムービーが流された後に,同氏みずからゲームを操作しながらゲーム概要を語ってくれたのだ。
 Annoシリーズは,欧州だけで100万本以上売れたヒットシリーズ。今回はタイトルから分かるように,16〜17世紀が舞台となっている。これまでのシリーズと同様に,プレイヤーは自分の国を造り,そこにさまざまな施設を建設し,人々が暮らしやすい環境を構築していく。
 国としての利益ばかりを追求してしまい,住民達の不満が高まってしまうと,デモや暴動なども起こり国自体が崩壊してしまうこともある。うまく人々をその気にさせて働かせ,国の財政を安定させて,100以上もあるサブクエストをクリアしていくのだ。



 画面写真を見てもらうと分かるが,グラフィックスが大幅に進化している。水面の表現など,なかなか見事だ。元々緻密に描き込まれた2Dグラフィックスで定評のあった本シリーズだが,3Dに生まれ変わったことで,各建物の質感などがはっきりと分かるようになった。
 ある程度育った国をボーッと眺めつつ,人々が生活する様子を観察するような楽しみもある本作だけに,このグラフィックスの進化は嬉しいポイントだろう。ハリケーンや火山の噴火といった自然災害の迫力がアップしていて,同氏は「不謹慎だが」と断りつつ,トルネードが気に入っていると話していた。

 ゲーム内でプレイヤーがとった行動に対しての反応が良くなっている点も,同氏は強調していた。一見なんの影響もなさそうな小さな村の施設一つをとっても,あるとないとでは村人口の増え方などに大きく差が出るらしい。プレイヤーがとった行動が,必ずなんらかの形でゲームに影響を与えるようになっているのだ。

 最後におまけ的な要素として,自分が造った国を好きな角度からスクリーンショットとして撮影でき,それを簡単にポストカード化できる機能が紹介された。こんなギミックを用意したのも,グラフィックスに対しての自信の表れだろう。(noguchi)


創世紀1701 日本語版
■開発元:Sunflowers
■発売元:ズー
■発売日:2007/03/30
■価格:9240円(税込)
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2006.05/20060515175447detail.html