[E3 2006#093] 気鋭のMOD開発者の手に成る「Frontlines:Fuel of War」初公開!
このところ元気なTHQが,発表したばかりの「Frontlines: Fuel of War」(以下,Frontlines)は,新進気鋭のKaos Studiosによる第一作である。第一作とはいえ,チームメンバーの多くが「Battlefield 2」の技術者および,その前作「Battlefield 1942」のMODとして現在も絶大な人気を誇る「Desert Combat」を作ったTrauma Studiosの出身で構成されている。 2007年の秋ごろに発売予定というだけあって,まだまだ開発初期段階にあるのだが,PCのほかにもプレイステーション 3やXbox 360用にも開発しているという。またKaos Studiosの規模は,すでに50人にもなっているとのこと。
Frontlinesの世界設定は,おおよそ以下のとおりだ。世界経済が行き詰まった近未来,超大国同士の衝突が発生。アメリカとEUによるWestern Coalitionと,ロシアと中国が組んだRed Star Allianceが,それぞれの軍事力を結集させて激突することとなった。プレイヤーは,その前線――フロントライン――に送り込まれた兵士として,仲間達と協力しながら戦い抜いていくのである。
Frontlinesで,プレイヤーは総計60種にもおよぶ陸・海・空の搭乗型兵器を利用して,広大な戦場マップを駆け回る。近未来だけあって,現在主流の兵器よりは少し進化したデザインのヘリや戦車のみならず,リモコン操作のロボットやカメラ付き自動小銃といった武器が使用可能だ。 もちろん,オーソドックスなアサルトライフルやロケットランチャーもあり,ムービーと同様に近距離戦闘も楽しめるだろう。まだ詳細が公表されたわけではないが,索敵やターゲッティング,仲間とのコミュニケーションにも次世代的兵器を利用するという説明からは「Tom Clancy's Ghost Recon: Advanced Warfighter」のようなゲームが想像される。そしてそれを,最大で32人のプレイヤーで楽しめるというわけだ。 特設シアター付近にいた開発者に聞いたところ,「Frontlinesは,Call of Duty 2のような臨場感のある演出と,どこにでも行き,何でもできるBattlefield シリーズのコンセプトの,両方を組み合わせたもの」になるとのこと。シングルプレイヤーモードかつ同じミッションでも,プレイするたびにまったく異なる結果になることがあるという。 また,戦闘を通して武器への能力順応(proficiency)やキャラクターのランクが上がり,装着できる防具なども変化するとのことだが,それらがマルチプレイヤーモードにも適用されるかどうかは,いまのところ不明だ。 迫力あるムービーでデビューを飾ったFrontlinesは,編集部でも注目するところ。今後の動向や情報に注目していきたい。(ライター:奥谷海人)
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Frontlines: Fuel of War |
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