Activisionは,人気映画「007」シリーズのゲーム開発権とパブリッシュ権を,映画の配給元であるMGM Interactive,および制作会社であるEON Productionsから取得したことを明らかにした。
これによりActivisionは,コンシューマ機(現行機,次世代機を含む),PC,ハンドヘルドなど,すべてのプラットフォームで2014年までの間,007シリーズを題材にしたゲームを開発し,パブリッシュできるという。
007シリーズといえば,トップシークレットエージェントのJames Bondが,世界各地で活躍するスパイ映画。2006年末に日本でも公開予定の「007 カジノ・ロワイヤル」で,21作めとなる。作品に登場するヒロイン(通称 ボンドガール)に誰が選ばれるかも,世界中の美女好きが注目していることでも有名だ。
ゲーム化作品としても,ニンテンドー64向けに発売された「ゴールデンアイ 007」を皮切りに,2005年(日本語版は2006年)にプレイステーション2などのコンシューマ機向けにリリースされた「007 ロシアより愛をこめて」など数多い。ちなみに,ゲーム化作品は世界で累計3000万セットを売り上げているという。
なお,007シリーズのゲーム化権に関しては,以前Electronic Artsが2010年まで保有する契約が結ばれていたが,2006年になってこの契約は破棄されている。そのため,Electronic Artsのあとを引き継ぐ形で,Activisionが契約を結んだということになる。
次世代コンシューマ機関連の話題で盛り上がっている「E3 2006」の直前に届いた情報であるだけに,やはりActivisionとしてもそちらを主眼に置いているのかもしれないが,PC向けにも優れた007作品を投入してくれることを期待したい。(TeT)
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