Kimの韓国最新PCゲーム事情#518
グラフィックスが特徴的な生活型MMORPG「風流工作所」の発表会開催(2006/4/6)
Text by Kim Dong Wook特派員
以前[韓国ゲーム事情#439]でお伝えした「風流工作所」の発表会が本日(4月6日)行われた。この発表会は,熾烈な獲得競争の末にワールドワイドで展開できる権利を得たKTHが主催し,ソウルのCOEX Intercontinental Hotelにて開催されたもの。ちなみにKTHは,日本でいうところのNTTに相当する韓国通信(KT)の子会社で,ポータルサイト「Paran」の運営会社としても知られている。
発表会では本作のムービーが流され,それに続いてゲームの説明と,韓国国内でのサービススケジュールが発表された。ここでは関係者によるコメントと,ゲーム全体のテーマやスケジュールについてを第一報としてお知らせしよう。
“風流”という,どことなく古めかしい言葉をタイトルに入れたのは,オンラインゲームにはまっているデジタル世代に自由と余裕を感じてもらいたい,という思いを込めてとのこと。 本作の開発プロデューサーであるShim Chul氏は,「風流工作所は,生産,ハウジング,パートナーといった新しいシステムを取り入れ,実生活のような自由さを提供できるゲームとして開発しています」と述べた。本作は戦闘が中心のMMORPGとは異なり,生活にスポットが当てられるようだ。
また,KTHのゲーム事業本部 Park Seung Minチームリーダーは,「風流工作所は日本のアニメを彷彿させる独特なグラフィックスをウリにして,2006年内に日本市場への進出を検討しています。そのほか日本のアニメーションに慣れた国ならば,本作をアピールできるでしょう」と海外進出の意志を強くアピールしていたのが印象的だった。
本作は,4月中にクローズドβテストが行われ,その後6月と8月にも一度ずつのクローズドβテストを経て,9月にオープンβテストが実施される予定。順調にいけば今年下半期中に正式サービスが開始されるそうだ。
発表会で公開されたゲームの詳細は次回の記事でお伝えするので,楽しみに待っていてもらいたい。
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