[韓国ゲーム事情#509]オンラインテニス「Gambledon」が好評
Kimの韓国最新PCゲーム事情#509
オンラインテニスゲーム「Gambledon」のオープンβテストが韓国で好評に(2006/3/27)
Text by Kim Dong Wook
以前にもお伝えした「Gambledon」のオープンβテストが3月23日にスタートし,韓国で好評を博している。 本作は,トップスピン,スライス,ロブ,ドロップショットといった色々なショットが打て,力を溜めて放つような特殊技も存在するオンラインテニスゲーム。これらの多彩なショットがAキーとSキーの組み合わせだけで,簡単に打ち分けられるのがウケているようだ。
普通に試合を楽しむだけでなく,特殊な能力を持ったアイテムを使用できるモードも用意されていて,これも本作の特徴の一つだ。このモードでは,つむじ風を巻き起こし相手を吹き飛ばしてしまうようなアイテムも登場し,操作のうまさだけでなく,“運”も勝敗に関わってくる。実力だけでは勝てないので,プレイを始めたばかりの人も,上級者との対戦を楽しめるようになっているのだ。
また,本作は一種のバクチ的な要素を持っている点でも注目されている。各プレイヤーはポイントを持っており,対戦前にお互いにポイントを賭け,負けたほうは奪われてしまう仕組みだ。 このポイントは,アイテムの購入にも利用できるので,勝負に一層熱が入る。なお,現在はオープンβテスト中のため,プレイヤーは1日3回まで無料でポイントをチャージできるが,正式サービス後,このポイントは有料になる見込みだ。
本作の開発元であるGrigon Entertaimentは,ビジネスの枠を拡大しつつあり,Enthen Gamesという会社を最近設立した。そして本作が最初にサービスを手がけるゲームとなる。開発と運用/マーケティングを分離させ,各社がより専門分野に注力できるようにする戦略と考えられる。 日本展開に関しては,Enthen Gamesの総括事業本部長 Kim Chan Joon氏が「2005年末の発表後すぐに,日本のパブリッシャからオファーを受けました。ゲーム性は日本のゲーマーに受け入れられる自信がありますので,契約内容も重要ですが,確実にローカライズができるパートナーを探している状況です」とコメントしている。このコメントから考えると,それほど遠くない未来に,正式な発表があると考えて良さそうだ。
韓国では,NCsoftの「Smash Star」,4月中にサービスが開始されるSonnoriの「Love Forty」と,テニスゲームが増えてきている。どのゲームが生き残っていくのかも含めて注目していきたい。
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