ズーは,RTS「ブリッツクリーグ」シリーズの最新作,「ブリッツクリーグ〜ローリングサンダー〜日本語版」(原題 Blitzkrieg Rolling Thunder)をフロンティアグルーヴから4月28日に発売する。価格は8190円(税込)。
第二次世界大戦をテーマにした箱庭系ストラテジーの一つである,ブリッツクリーグシリーズは,「生産」の要素をなくし,純粋に戦闘に専念できるゲームシステムを採用している。また,敵を倒すことによって得られる経験値でユニットのレベルが向上するというRPG的な要素も持ち,難度もさほど高くないことから,こうしたゲームのビギナーでも容易にプレイすることができるタイトルだ。 初登場は2003年11月(海外では2003年5月)で,よく似たシステムとグラフィックスのサドンストライクシリーズと共に根強い人気を獲得している。我が国にもプレイヤーが多いので,日本語版の発売を喜んでいる人も多いだろう。
今回のシリーズ第三弾,ローリングサンダーには「猛将パットン」キャンペーンが登場する。アメリカ軍の指揮官ジョージ・S・パットン将軍として,北アフリカからイタリア,そしてフランスからドイツへと続く全18マップを戦い抜く。このキャンペーンによって,プレイヤーは戦史に有名な数々の戦場を追体験できるだろう。パットンばりに「ガソリンのある限り前進せよ!」と猪突猛進な戦闘を繰り広げるのもいいだろうし,彼とは違った視点で戦闘を組み立てることもまたプレイヤー次第だ。 チャーチル重戦車Mk.VII Mod.44,M4A3E2シャーマン「ジャンボ」攻撃戦車,IV号戦車H型 など約30種類の戦車や航空機が新登場し,アラビア射撃兵やノルウェー兵など4種類の新しい歩兵部隊も追加。さらには戦闘の結果によってもらえるメダルにも殊勲十字章やパープルハート勲章が加わるなど,マニアのツボをピンポイントでついてくる要素が満載だ。ファンならどうしても見逃せない一本になるだろう。(松本隆一)
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