「FFXI」拡張ディスク「アトルガンの秘宝」,新システムなどの情報が公開に
スクウェア・エニックスは本日(3月10日),2006年4月20日にリリースされる次期拡張ディスク「アトルガンの秘宝」の最新情報を公開した。
今回公開された情報は,新システム「ビシージ」と新エリア「ワジャーム樹林」のみで,3月10日,11日にサンタモニカで開催されるファンフェスティバル(Final Fantasy XI Fan Festival 2006)に影響しているのか,少なくなっている。逆に,ファンフェスティバルで公開される情報がある可能性が高いので,追加情報があり次第追って掲載していく予定だ。
さて,新システム「ビシージ」だが,リリースだけでは具体的なシステムは見えてこない。「獣人軍を相手に市街地で行われる集団戦」というのは分かるのだが,参加人数制限があるのか,ミッションやクエストに関係するのか,デュナミスのようなものなのか……など疑問は尽きない。このあたりの情報もファンフェアで明らかになるかもしれない。 獣人軍には,これまでに公開されてきたマムージャ軍と死者の軍団の2軍が含まれており,冒険に密接に関わってくることが判明したといえる。
■ビシージの設定資料(リリースより)
●ビシージ 〔Besiege〕 ビシージとは「篭城戦」を意味するが、 アトルガンでは、皇都まで蛮族軍の侵入を許した時、 皇国軍より発令される第一級戒厳令によって始まる、 「市街戦」をも含む「防衛戦」の総称である。
第一級戒厳令が発令されると、 現地にて武器を取って戦える者は強制的に徴用され、 皇国軍と共に皇都アルザビ防衛の任に当たることを求められる。 ただし、防衛戦といっても、度重なる蛮族の襲撃によって、 既に皇都の塁壁防衛ラインはずたずたに寸断されているため、 実際は人民街区を主戦場とした激しい「市街戦」が中心となるだろう。
蛮族の目的はただひとつ、 「封魔堂」という施設に安置されている「魔笛」の奪取だ。 アストラル界より無限エネルギーを引き出すと伝えられる魔笛は、 蛮族にとって、そしてアトルガン皇国にとっても、 存亡に関わる重要なものであるらしい……。
封魔堂のカギを握る五蛇将を護り、蛮族軍を皇都から撃退するのだ。 人々の安全と皇都の未来は、冒険者の双肩にかかっている。
●友軍 Besieged Allies ビシージには「傭兵」である冒険者の他にも、味方の将兵が友軍や援軍として参戦する。その一部を紹介しよう。
・義勇兵 Volunteer Soldiers 皇都の住民から募った兵士。自分たちの暮らす町を自分たちの手で護ろうとする意志は本物で、士気は高い。しかし、正規の訓練を受けておらず、防具も完全ではないため、乱戦になると崩れやすい。
・皇国兵 Imperial Soldiers アトルガン皇国の禄を食む正規軍の兵士。軍から高性能の武器と防具を支給されており、訓練も行き届いている。中には、停滞している東方戦線から送られてきた歴戦の勇士も混じっているようだ。
・不滅隊隊士 The Immortals 宰相直属の特殊部隊のエリート隊員。本来の任務は、聖皇の警護と治安維持だが、ある一定の条件下で参戦する。厳しい訓練を積んだ青魔道士からなり、防衛軍の指揮・督戦や後方支援に活躍する。
・ゴブリン傭兵 Goblin Mercenaries 皇国に余裕がある時に、金で雇われるゴブリンの傭兵。各地の戦場を渡り歩いてきた戦争のプロであり、その戦闘力は見かけよりもはるかに高い。ただし、戦況によっては裏切ることも……。
・キキルン傭兵 Qiqirn Mercenaries 傭兵が不足している時、臨時で雇用される獣人兵。商人や職人からなる即席の兵士であるため決して強くはないが、特技である弓やトラップを駆使して敵を翻弄し、戦機を作り出すこともあるだろう。
・五蛇将 Serpent Generals 皇都防衛を聖皇より託された五人の将軍。各々皇国のシンボルである火・水・土・風・天の蛇のふたつ名を名乗ることを許されている。「封魔堂」を開く鏡を分け持っており、戦局のカギを握る存在だ。
●獣人軍 ▼マムージャ蕃国軍 〔Mamool Ja Savages〕 マムージャ蕃国軍は、蛮族にしては高い軍紀を誇る軍隊である。 各社会階級に分かれた市民には、自動的に特定の軍役が課せられており、自分の果たすべき任務を日夜徹底して訓練されているからだ。 彼らは、各々が得意の戦闘スキルを有する、いわばスペシャリストの集団なのだ。 だが、階級闘争を避けるためだろうか、各階級の兵士は自分の専門以外の戦闘スキルに関して、ほとんど学ぶ機会を与えられない。 そのため、特殊な任に就いている兵士を失ってしまうと補充が容易ではなく、即応力を失って思わぬ弱点を露呈してしまうこともあるようだ。
・マムージャ戦士 〔Mamool Ja Fighter〕 戦士階級に属するマムージャ。独特の形状の剣などで武装している。概して血の気が多く、戦場では良く言えば勇猛、悪く言えば蛮勇を発揮。その突破力には目を見張るものがあるが、持久戦は苦手なようだ。
・マムージャ賢士 〔Mamool Ja Mage〕 賢士階級に属するマムージャ。非常に知能が高いため、参謀や軍医など頭脳と魔法を要する軍務に就いている者が多いようだ。四方に目を配ることができるため、戦場では兵士の指揮や治療に活躍する。
・ジズ 〔Ziz〕 マムージャが使役している軍鳥。普段は補給物資の運搬に利用されているが、気性が荒いため、敵軍に向けて意図的に放たれることもあるようだ。丸呑みできるサイズの獲物を見ると、固執する傾向がある。
・プーク 〔Puk〕 ドラゴンとヴァーミンの合成獣(キメラ)と考えられる小型の竜。別名「風竜」。言葉を解し、蕃国軍と契約して戦に参加することがあるようだ。高速で飛行。強行偵察任務や風技を使った敵の撹乱を得意とする。
▼死者の軍団 〔Undead Swarm〕 死者の軍団の編制は、非常に単純である。操る者と操られる者しか存在しないからだ。 ラミアら操る側の獣人にとり、操られる不死の者(アンデッド)たちは、自らの手で生み出した子であり配下であるはずだが、 目的を果たすため、あるいは自らが生き残るためなら、いささかも躊躇せず使い捨てにすることが知られている。 単純な行動しか取れないため、ラミアのアンデッドの多くは、単体ではさして脅威とはならないだろう。 しかし、まったく損失を恐れない強引な人海戦術が、時に緻密に練られた作戦や計略に勝るのも事実なのだ。
・ラミア 〔Lamia〕 死者の軍団を率いる合成獣人(キメラ)。決して個体数は多くないが、狡知に長けており、陽動作戦などで皇国軍を翻弄することも多い。戦場では常に後方に位置し、強力な魔法や強弓で敵を狙い撃ちにする。
・メロー 〔Merrow〕 ラミアの近縁種と目される両棲の合成獣人(キメラ)。暗碧海を住処としているが、時にラミアの要請に応え、水死者からなるアンデッドを引き連れて参戦する。熟練の操舵手をも惑わせる美声を武器としている。
・クトゥルブ 〔Qutrub〕 わずかに意思を残しているものの、ラミアに絶対忠誠を誓うアンデッド。人間的欲望を残している分、期待以上の力を発揮することもままあるため、皇都攻略に用いられることが多い。必殺の短剣を持っている。
・ドラウガー 〔Draugar〕 総身に操屍の呪紋を施された、骸骨のアンデッド。心もなく痛みもないため、動けなくなるまで戦うことができるが、行動はきわめて単純。容易に補充できるので、時間稼ぎの囮として投入されることも多いようだ。
また,新エリア「ワジャーム樹林」の情報も公開された。
■ワジャーム樹林〔Wajaom Woodlands〕(リリースより)
皇都の西部を覆う広大な森林。「ワジャーム」とはアトルガン語で「豊穣なる」の意。その名のとおり、北部バフラウ段丘と合わせて形成される大雨緑樹林帯は、巨大な巣を作る蜂や高速翼で滞空する鳥など樹林に育まれた豊かな動物相がみられる。以前の林内は、皇国軍の築いた監視塔と巡視隊の林道パトロールによって子供でも野苺狩りが楽しめるほど安全であった。しかし、防衛戦の崩壊した今では皇都侵攻の恰好のルートとして、その林道がマムージャ軍に利用されているようだ。
公開された情報は以上だが,ファンフェスティバルの模様をリアルタイムで伝えるべく,期間限定でイベントレポートブログも用意されている。このブログ上でも情報が公開される可能性があるので,気になる人はこまめにチェックしておこう。(Seal)
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