世界中のプロゲーマーがその腕を競い合う,「World Cyber Games」(WCG)の2007年大会について,アメリカのシアトルにおいて決勝大会が開かれることが決定した。 シアトル市長Greg Nickels氏は,「WCG2007の決勝大会をシアトルで開催することは,この市にある50以上のコンピュータゲームデベロッパを支えるうえで重要なことだ」と歓迎の意向を示した。 WCG2007の決勝大会開催に関するWCGとシアトル市との調印式は,アメリカ時間3月1日に,シアトルにあるSeattle City Hallにおいて執り行われた。
市長のコメントからも分かるとおり,シアトルはゲームデベロッパを多数抱えているので,WCGのようなイベントをサポートすることによって,市の経済を活性化する狙いがあるのだろう。 ゲームが青少年に悪影響を及ぼすと取りざたされることの多い昨今,シアトルのような都市がゲームイベントに全面的に協力することは,ゲーム業界全体にとっても明るいニュースといえるだろう。(朝倉哲也)
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