ケイブ,AOU2006にPCゲーム「ミニ四駆オンラインレーサー」を出展
アーケードゲームの展示会「AOU2006 アミューズメント・エキスポ」のAMI(エイエムアイ)ブースでは,シューティングゲーム「ピンクスゥイーツ〜鋳薔薇それから〜」などと同時に,PC版オンラインゲーム「ミニ四駆オンラインレーサー」が出展されている。
ミニ四駆オンラインレーサーは,ケイブ・オンライン・エンターテイメントとタミヤが共同開発中の,ミニ四駆シミュレーションゲーム。 ベースとなる車種,ベアリングローラー,タイヤ,モーターを選択してコースに出たら,スタートの合図に合わせて左クリックするだけという,シンプルなルールが採用されている。 つまり,パーツの組み合わせとスタートのタイミングが勝敗を分けるという,本物のミニ四駆のレースと同じ仕組みと言っていいだろう。
今回出展されていたバージョンで選べる車種は3種類,ベアリングローラーとタイヤ,モーターは2種類ずつで,一つのコースを使った二人での対戦が可能となっていた。実際のサービスでは,対戦人数が最大8人になるほか,各種パーツ,そしてコースも増える予定。 また,このバージョンではチャットなどは行えなかったが,今後はアバターが用意されるほか,ロビーチャットや友達登録,ギルドといった,オンラインゲームの標準的な機能が装備されることになるようだ。
なお本作では,基本プレイ無料のアイテム課金制が採用される予定。販売されるアイテムは,ミニ四駆用の各種パーツと,プレイヤーキャラクター用のアバターアイテム,そして自分でコースを作成するためのパーツなどが検討されているらしい。価格としては,だいたい100〜300円の範囲で収まるとのこと。 個人的には,本物のミニ四駆のパーツを購入すると,その中にゲーム内で同じパーツを使えるパスワードが封入されていたりすると嬉しい。そうなれば,本作でかつてのミニ四駆ブームを思い出した世代が,またあらためてミニ四駆を始めるきっかけになるのではないかと思うのだが……。残念ながら,そのあたりは未定だそうだ。
今回,初めて本作に触れてみて,レースの勝敗が20秒程度で決するという短さに驚かされた(正式サービスではコース自体の長さによって,ある程度変わるだろうが)。もちろん,一度走り出したら,コースの形状に合わせてひたすら突き進むミニ四駆がモデルになっているだけに,スタート後には一切の操作が行えない。 そのため,一度のレースにかかる時間の短さは,一瞬拍子抜けしてしまうものの,冷静に考えれば適切なものだといえるだろう。 基本的には,非常にカジュアルなノリのゲームであるだけに,どこまでの奥深さを味わえるのが気になるところだが,それはどのようなパーツが用意されるのかにかかってくるはず。本物のミニ四駆同様,パーツの組み合わせだけで,どこまでのゲーム性を用意できるのか,今後に期待したい。
ちなみに,本作のクローズドβテストは4月下旬の予定。5月にはオープンβテストが行われ,その後,アイテム販売をスタートするという形で正式サービスへと移行するという。(TeT)
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ミニ四駆オンラインレーサー |
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