GeForce Go 7900対応&UI改訂のβ版ForceWareが登場
The Guru of 3Dで,β版ForceWareの最新版に当たる「ForceWare 83.60 beta」が公開された。 同サイトによれば,このドライバはDellが同社製ノートブックPC用に用意したものとのこと。それを,デスクトップ向けグラフィックスチップにも対応させたものとされている。
注目したいのは,サポートリストに未発表の新型グラフィックスチップ「GeForce Go 7900」シリーズの名が見えること。ラインナップは「GeForce Go 7900 GTX」「GeForce Go 7900 GS」の2モデルが用意されているようだが,これが「GeForce Go 7800」の上位に当たるノートブックPC向けグラフィックスチップであることに,疑いの余地はほとんどない。 最近の流れからすると,このGeForce Go 7900シリーズは近々発表されると思われ,いきおいデスクトップ向けハイエンドグラフィックスチップ「GeForce 7900」の登場にも期待が高まるところだ。
なお,ForceWare 83.60 betaでは,ドライバのUI(ユーザーインタフェース)にも改良が加わっており,デスクトップを右クリックすると表示されるコンテキストメニューに「NVIDIAコントロールパネル」へのショートカットが追加される。従来のコントロールパネルと,NVIDIAコントロールパネルのどちらからも,制御できるようになっているようだ。 ただし,これを有効にするためには,The Guru of 3Dからダウンロードしたセットアップ用フォルダ「Guru3D-Setup」以下に用意された「modified_inf」フォルダの中にあるファイル「nvdm.INF」を,Guru3D-Setupフォルダ内の同名ファイルにあらかじめ上書きしておく必要がある。この作業を行わないと,ドライバをインストールしても,NVIDIAコントロールパネルは起動しない。
エラーで突然終了するなど,完成度はまだまだのNVIDIAコントロールパネル。筆者がまだ慣れてないだけかもしれないが,従来のコントロールパネルより使いづらい印象を受けたのも気になるところである。もちろん,ベータ版で評価するつもりはないけれども,今のところは「Catalyst Control Center」の劣化コピーのような感じ
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インストール方法にクセがあり「セットアップファイルに従えばいい」わけではないうえ,とくに何かが劇的に改善されているというアナウンスもないので,あまりお勧めできるドライバではない。あくまで,NVIDIAのロードマップ確認用に留めておくのが正解のようだ。試してみたい場合は,くれぐれも自己責任でどうぞ。(佐々山薫郁)
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