正統派STGの最新作「雷電III」PC版が3月17日発売
2005年春にアーケード向けとして登場した「雷電III」が,2006年3月17日にサイバーフロントからPC版として登場することになった。
シューティング好きには改めて説明するまでもないだろうが,雷電といえば,ショット+ボムのシンプルな操作体系を守り続ける,正統派シューティングシリーズ。弾幕シューティング全盛の時代にあって,かたくななまでに正統派であり続けるスタイルで登場した雷電IIIは,プレイヤーに「これはあまりにも雷電だ」と言わしめるほど,雷電シリーズらしい新作に仕上がっていた。
アーケード版の雷電IIIは,PCベースのアーケード基板「TAITO Type X」上で動作するため,PC移植に当たって,その完成度はかなり高くなると見ていい。 しかもPCでは,画面表示をフルスクリーンとウィンドウモードのどちらかを選択できるようになっているのだが,前者の選択時に,画面の向きを縦と横で選択できる。つまり,縦画面表示専用ディスプレイのようなレアアイテムを持っていなくても,ピボット(≒回転)に対応した液晶ディスプレイなどを利用すれば,簡単にアーケードライクな縦画面でプレイ可能になるわけだ。
PC版独自の要素としてはこのほか,インターネットを介して全国のプレイヤーとスコアを競える「ネットランキング」に対応した点と,新規の壁紙データが追加された点が挙げられる。また,PC版に先行して移植されているプレイステーション2(以下PS2)版で用意された以下の要素は,PC版でもすべて盛り込まれているとのこと。
PS2版から引き継いだ特徴 スコアアタック:一度クリアしたステージを任意に選択してプレイ可能 ボスラッシュ:ボスのみと連続して対決可能(モードの出現には一定条件を満たす必要あり) フラッシュショットシステム:敵が画面に現れてからすぐに倒すと,所要時間に応じて得点倍率が変化 ダブルプレイモード:一人で二つの機体を操作したり,二人で協力したりできる リプレイモード:プレイ内容を保存/再生可能 難易度セレクト:ゲームの難易度を選択可能
シューティングゲームの新作がPCで登場するだけでもありがたいが,まず間違いなくアーケード版と同じ感覚でプレイできるとなると,これは貴重としかいいようがない。発売日が待ち遠しいタイトルである。(佐々山薫郁)
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雷電III |
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