コンピュータソフトウェア著作権協会が,オンラインゲームでのマナーについて,小冊子を配布している。この小冊子は,同協会のサイトからPDFファイルとしてもダウンロード可能だ。 なぜ著作権協会が……と思う人もいるだろうが,オンラインゲームに関する諸問題を扱っている部門もあるようで,ゲーム内でのマナー低下から,掲示板などでの誹謗中傷,他人のユーザーデータの使用などまでが問題になってきているとのこと。そういった経緯で,ゲームマナーの啓蒙を行うことになったのだろう。
大枠からいえば,「オンラインゲームでもルールやマナーが必要だ」という当たり前のことが書かれているのだが,ゲームの向こうには人がいることを忘れてはいけないと強調されている。 それはよいのだが,どんなものがルールやマナーとして存在するかの例が挙げられており,
IDやパスワードは他人に教えない 不正ツールを使わない
となっている。コンピュータソフトウェア著作権協会なので,不正アクセスに関連した話題を入れざるをえなかったのかもしれないが,ちょっとピントがずれているような気もしないではない。 また,ゲームごとにルールやマナーが変わってくるのは当然のことなので,そのゲームにあった行動をする必要がある。中には他人に話しかけてはいけないゲーム(!?)もあるそうで,ゲームごとにルールが違うと注意を呼びかけている。 基本的なルールについては,利用規約などのドキュメントをよく読んで確認する必要があるほか,明文化されていないローカルルールも多く存在するので,ゲーム内でいろいろなプレイヤーに聞いてみよう,とまとめられている(ツッコミは省略)。 あまりにも基本的なものなので,多くの4Gamer読者にとってはあまり役に立たないかもしれないが,オンラインゲーム初心者などに一読を勧めてみるのはよいかもしれない。 (aueki)
→小冊子(PDF)
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