[韓国ゲーム事情#419]SDガンダムが題材の3Dオンラインアクション「Gオンライン」,韓国で2006年にサービス開始
Kimの韓国最新PCゲーム事情#419
SDガンダムが題材の3Dオンラインアクション「Gオンライン」,韓国で2006年にサービス開始(2005/10/4)
Text by Kim Dong Wook特派員
「機動戦士ガンダム」をテーマにしたオンラインゲームはすでにいくつか存在するが,今度は韓国から登場する。 BANDAI KOREAとSOFTMAXは本日,両社がそれぞれ企画と開発を担当している3Dオンラインアクションゲーム「Gオンライン」(仮題)を発表した。
"SDガンダム"をテーマにした本作は,総予算100億ウォン(約10億円)のうち,50億ウォン(約5億円)以上を開発費用に充てるという大型プロジェクトだ。 業界では2004年あたりから,SOFTMAX("創世記伝"シリーズやMMORPG「テイルズ・ウィーバー」などの開発を担当)がガンダムをテーマにしたオンラインゲームを開発しているという噂が流れていたが,これは正しかったようだ。
Gオンラインは,ガンダムがアニメのみならず,玩具やプラモデルの分野でも人気を集めていることに着目し,企画されている。最大のウリは,プラモデルをコレクションするのと同様に,プレイヤーがゲーム内でさまざまなモビルスーツを収集できる点だ。
ゲームと連動したWebコミュニティが用意され,モビルスーツをWeb上に再現された"ガシャポン"で購入できる。さらに,自分だけのモビルスーツのコレクションをほかのプレイヤーに見せたり,ほかのプレイヤーとトレードすることも可能だ。
登場するモビルスーツにはそれぞれ,能力や特徴,等級などが設定されているので,出撃時に戦闘の状況や戦略に応じて適切なものを選択すれば,より勝利を収めやすくなる。つまり,集めること自体を楽しむだけでなく,多くのモビルスーツを持っていれば,それだけ多くの戦況に対応できるというわけだ。 またモビルスーツは,同じ等級のものを合体させて,アップグレードすることも可能。アップグレードを通じてしか入手できない,強力で珍しいモビルスーツも用意されているようだ。 さらに,手に入れたモビルスーツのカラーを変えたり,ステッカーを貼ったりして,プレイヤーの個性をアピールすることもできるという。
本作に登場するモビルスーツは,サービス開始初期の段階で110種類以上。最終的には"ファーストガンダム"から"Seed"シリーズまでを網羅し,300種類以上になる予定。 また戦闘時のマップには,スペースコロニーなどガンダムシリーズを象徴する舞台が用意されているほか,韓国のプレイヤーのために,ソウル市内の南大門といった実在する名所が登場する予定。
韓国でのガンダム人気は,マニア向けのロボットアニメというイメージが強く,日本と比べると非常に低い。だが,SOFTMAXはこのハードルを,「ガンダムを全然知らないプレイヤーから,ガンダムマニアまで満足させられるような,ゲームモードを用意する」ことで,乗り越えたいとしている。 具体的には,ガンダムに関する基礎知識がなくてもプレイしやすい"ミッションモード",原作の名シーンを再現できる"シチュエーションモード"が用意されるようだ。
両社の発表によると,現在の開発状況は60%程度。2006年1月にはクローズドβテストを行い,2006年内には韓国内で正式サービスを開始。その後は,世界中のバンダイグループ各社を通じ,ワールドワイドなサービスを行う予定とのこと。 11月の頭には,BANDAI KOREAとSOFTMAXによる共同発表会が行われ,より詳しい内容が公開される模様だ。
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SDガンダム カプセルファイター オンライン |
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(C)SOTSU AGENCY/SUNRISE (C)SOTSU AGENCY/SUNRISE/MBS (C)BANDAI KOREA Developed by SOFTMAX |
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