「ファイナルファンタジーXI」,新拡張パックは近日発表か
スクウェア・エニックス初のプライベートショウ「スクウェア・エニックス パーティ 2005」。ここでは,「ファイナルファンタジーXI」(以下,FF XI)ブースの様子をお伝えしよう。
実は会場中で最も盛り上がっていたのは,現在公称50万人以上(日本以外含む)の会員数を誇るFF XIブース。人数的には,さすがに「ファイナルファンタジーXII」試遊台の長蛇の列にはかなわないながらも,そちらが一様におとなしく並んでいる人ばかりであったのに対し,FF XI側では,歓声が沸いたり自然発生的な大拍手が巻き起こったりと終始にぎやか。訪れていたユーザーの盛り上がりは半端じゃないものだった。
そんな"熱"を生み出していたのは,1時間おきに開催されていたイベント"ヒーローズコンバット"にほかならない。 このイベントは,ヴァナ・ディールのサンドリア王国の第1王子"トリオン",バストゥーク共和国のミスリル銃士隊隊長"フォルカー",ウィンダス連邦の口の院院長"アジドマルジド"など,人気NPCと対戦するというもの。 参加希望者の中から抽選で選ばれた6名のプレイヤーは,それぞれ戦士,モンク,シーフ,赤魔道士,白魔道士,黒魔道士を操って,NPCと対戦する(ちなみに,戦士,モンク,シーフはPCが,赤魔道士,白魔道士,黒魔道士にはPS2が使用されていた)。挑戦者は,上記のNPC3人からなるパーティと戦う"Aコース",上記NPCの中からランダムで決定される2人パーティと戦う"Bコース",どれか1人と戦う"Cコース"を選択し,いざ戦闘開始……となるわけだ。ちなみに,各コースは対戦人数が異なるが,コースごとに難度のばらつきがないように設定されていた模様。つまり,どのコースを選んでも同じように難しいという,なかなか厳しい設定になっていた。
この対戦に勝利すると,特製Tシャツやロジクールのコードレスキーボード"Cordless Desktop LX700"など豪華な賞品が贈られるとあって,参加希望者が続出。 だが,実際に参加できる人数が限られているため,選に漏れた人は必然的に,選ばれたプレイヤー達の戦いの目撃者たらんとし,その場に残るという結果になっていた。 たいがいのこの手のイベントは,そこそこ経験のある人が挑めば余裕でクリアできるような内容で,なんだか「下の○に入る文字を書いて送ってください」というクイズみたいなものになりがちなのだが,このFF XIイベントは違った。NPCがやたらと強く,あれよあれよと全滅してしまうパーティが続出したのだ。参加者もたいていはFF XIプレイヤーだろうし,それを考えると,かなり本気のイベントだ。 それだけに,選に漏れて観戦しかできない人も,ついついプレイヤー達を応援したい気持ちになるといった状況が生まれていたようだ。実際,NPCを倒し,賞品を手にしたプレイヤー達に対しては,惜しみない賞賛の拍手が送られていた。 ゲームイベントというよりは格闘技の試合を観戦しているかのようなホットな状態になっていたといっても言いすぎではないだろう,それほどまでの盛り上がりを見せたブースだった。
ちなみにFF XIブースでは,ひっそりと(なぜあんなに目立たない位置に……)Xbox 360が展示されており,実際に"実機"(広報担当者談)を使って,担当者がその場でFF XIをプレイするというデモンストレーションも行われていた。 Xbox 360のキラータイトルの一つとなるであろうFF XIも,こういった場所で一般ユーザーにお披露目できるレベルまで開発は進んでいるようだ。登場したときには,さらなるプレイヤーの広がりを見せてくれることに期待したい。
ところで,FF XIといえば,最新の拡張パック「プロマシアの呪縛」が発売されたのは2004年9月16日と,そろそろ1年が経とうとしている。その前の拡張パック「ジラートの幻影」が発売されたのが,2003年4月17日のことだから,そろそろ次期拡張パックが登場しても不思議じゃない時期だと思っているFF XIプレイヤーもいるだろう。 そこでFF XIブースで,同タイトルのプロデューサーである田中弘道氏に,次期拡張パックについての話を伺ったところ,「当然ですが,開発はしています」と答えてくれた。となると気になるのは,発表の時期。それについての明確な回答は得られなかったが,「そう遠くない未来に発表できる思いますよ」とのことだった。 そう遠くない未来が,いったいどれくらい先のことを指すのかは不明だが,夏のヨーロッパでの巨大ゲームショウ,初秋の東京ゲームショウ,そのどちらかでの正式発表となるようなスケジュールだと思われる。
FF XIがまだまだ現役で,根強い人気を保っていることが,来場者のすべてに伝わるような盛り上がりを見せたFF XIブース。FF XIの今後の展開には,まだまだ要注目だ。(TeT / photo by kiki)
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ファイナルファンタジーXI |
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(C) 2002-2006 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Title Design by Yoshitaka Amano |
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ファイナルファンタジーXI プロマシアの呪縛 |
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(C) 2002-2006 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Title Design by Yoshitaka Amano |
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ファイナルファンタジーXI ジラートの幻影 |
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(C) 2002-2006 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Title Design by Yoshitaka Amano |
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