[CJ 2005]SF MMO「EVE Online」の最新プロモムービーを掲載
中国のゲームショウの取材で,なぜ新作でもない「EVE Online:The Second Genesis」ネタなんだよというご指摘もあろうが,とりあえずご容赦いただきたい。 EVE Onlineは,ストラテジー要素も含んだSF MMORPGである。その最大の特徴といえば,やはりビジュアルである。単に,デザインやポリゴン数が……といったレベルではなく,インタフェースからゲーム内での情報プレゼンテーションに至るまで,SFファンのツボを押さえている。 ChinaJoy会場には,なんというか野趣溢れるゲームが多い中,EVE Onlineは飛び抜けて洗練された印象を来場者に与えていた。たとえは悪いかもしれないが,普通の乗用車ばかりの中に1台だけ新車のスポーツカーが置いてあったという感じだ。上海に着いてからというもの,ごく普通に見えるタクシーに乗ったら,「いい車だから」と料金を通常の5倍ふっかけられたり,ホテルに着いた"普通のタクシー"のドアをドアマンが開けたらノブが取れてしまってひと悶着起きたりと,"ピカピカの車ばかりが走っているのは日本だけだ"とよくいわれる状況を実感しつつある今日この頃,こういった環境の中でちゃんとしたフェラーリなどを見たら,いつもの100倍もカッコよく見えたのかもしれない。
まあ,EVE Onlineを知らなかった人でもムービーを見ていただければ,文句なしでカッコいいのはお分かりいただけるだろう。ダウンロードは,「こちら」(5分37秒・125MB・WMV)。 これは,いわゆるプリレンダのCGムービーを一切使わず,ゲーム内の映像だけをもとに作られたプロモーションムービーである。シェーダがどうのとあまり難しいことはいわなくても,これだけ美しい映像を作り出すことが可能なのだ。
この映像は,まだどこにも公開していない最新ムービーで,ChinaJoyで初お披露目だったようだが,こころよくWeb掲載の許可をいただいた。 なお,日本での展開についても新情報が得られた。9月に行われる東京ゲームショウに出展し,日本でのパートナーを探すということらしい。適切に日本語化されれば,かなりイカしたゲームになることは間違いない。現在,英語版のままでもプレイは可能だが,なかなか複雑そうに見えて,正直言って手を出しづらいタイトルでもある。それが日本語化で分かりやすくなれば,試してみたいと思う人も少なくないだろう。 テロップが日本語になってるだけだったらどうしよう,と若干懸念も残しつつ,9月の日本上陸に期待したい。(aueki)
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