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[E3 2005#002]Xbox 360追加情報:Xbox Liveの仕様が明らかに
2005/05/17 17:49
 先ほど「こちら」に掲載したXbox 360最新情報に加え,本日(5月16日)に開催された「Xbox E3 Briefing」で,Xbox 360リリース後のXbox Liveおよび,Xbox 360用の周辺機器の情報も公開されたので,追加情報としてお伝えしておこう。

 まずは既存のXboxメンバーも気になる,Xbox Liveの扱いについて。
 既報(記事は「こちら」)のとおりXbox 360では,Xbox Liveに接続するだけで,「Xbox シルバーレベル」の会員として扱われる。有料会員の"ゴールドレベル"となれば,Xbox Liveのサービスをすべて利用できるが,シルバーレベル会員でも,一部を除いたXbox Liveの基本的なサービスを無料で受けられる仕組みだ。
 以下に,シルバーレベルで利用できるサービスを掲載しておこう。

<Xbox Live シルバーレベル提供サービス>※無料
・オンラインでのゲーマープロファイル作成
・Xbox Liveマーケットプレースへのアクセス
・音声/文字を利用したメッセージ送受信
・ボイスチャットを利用した1対1の会話
・Xbox Live ゴールドメンバーからのビデオメッセージ受け取り
・(課金が発生する場合のある)MMORPGのプレイ

<ゴールド レベル>※有料サービス
・オンラインでの多人数プレイ
・ビデオチャットの利用
・オンライントーナメントへの参加
・有名人とのオンラインプレイや,協賛トーナメントなどの各種プロモーションへの参加


■Xbox Live シルバーレベルの提供サービス
【マーケットプレース】
 予告編やデモ版,さらにゲームによっては,追加シナリオやレベル,武器,クルマ,スキンなどを(ダウンロードで)購入できるサービス。Xbox 360本体をブロードバンドで接続しているXbox Liveのメンバーなら,誰でも利用可能。

【ボイスチャット】
 文字どおりボイスチャット(音声会話)。Xbox Liveのサービスレベルに関わらず,利用可能。

【ゲーマープロファイル】
 自分の好みのゲーム設定,また実績など,プレイヤーの特性を表す情報を保存できる。オンライントーナメントで同レベルのプレイヤーを集めるときなどに利用可能。ゲーマータグ,ゲーマータイル,ゲーマーゾーン,実績,評判,スコアで構成された「ゲーマーカード」として,プレイヤー情報が管理されている。

ゲーマースコア:すべてのゲーム成績の累計から計算される,プレイヤーの実力を表した数値
評判:ほかのプレイヤーが自分をどう判断しているかという,コミュニティのレイティング。ネットオークションによくある"評価"のようなもの
ゲーマーゾーン:プレイスタイルの分類。ライトゲーマーなら"リラックスゾーン",ハードゲーマーなら"プロゾーン",またそのほか"アンダーグラウンドゾーン"や"ファミリーゾーン"などの分類がある
実績:あるゲームの進み具合やスキルレベルの情報

【マッチメイキング】
 国や地域,評判,ゲーマースコアやゲーマーゾーンといったゲーマープロファイルの情報を利用して,一緒にゲームをプレイするのに最適な相手を検索できる。

【フィードバック】
 ほかのプレイヤーへの評価を登録する機能。プレイヤーはより良い評価を得ることで,マッチメイキングでの検索確率が上がるなどのメリットがある。

【プレイヤーの安全とセキュリティ】
 保護者が子供のゲームプレイを管理する機能。オンラインプレイ可否の設定,また子供が誰と遊べるかといった情報を管理できる。

※Xbox Live使用可能地域……オーストラリア,オーストリア,ベルギー,カナダ,デンマーク,フィンランド,フランス,ドイツ,香港,アイルランド,イタリア,日本,韓国,メキシコ,ニュージーランド,ノルウェー,シンガポール,スペイン,スウェーデン,スイス,台湾,オランダ,イギリス,および米国の24国/地域

 最後に,ハードウェアの側面からXboxに注目している人必見の"周辺機器情報"を掲載しておく。かなり細かい情報なので,興味のない人もいるかもしれないが,実はよく見ると"ワイヤードのXbox 360コントローラ"がしれっと発表されていたり(現物を見ていないので詳細は不明だが,デザインは既存のXboxコントローラがベースだとか)と,ゲーマーにとっては見逃せない情報もある。
 なんにせよ,Xbox 360のリリースはもう少し先の話。こういったスペック情報で,少しでもお腹を満たしておいてほしい。(Gueed)


■Xbox 360周辺機器スペック
【Xbox 360 スタイルフェイス】
 Xbox 360本体のフロントパネル。自由に"着せ替え"てカスタマイズでき,なかには限定版のスタイルフェイスもある。ちなみに,16日に開催されたXbox E3 Briefingでは,シリアルナンバー入りの限定スタイルフェイスがゲストに配布された(読者プレゼント用にとっておくので,お楽しみに)。

【Xbox 360 メモリユニット】
 ゲーマープロファイルなどを保存しておくユニット。Xbox 360本体はメモリユニットを同時に二つ取り付けられる。携帯ケース付属。

【Xbox 360 ユニバーサルメディアリモコン】
 DVDや音楽の再生などに利用するリモコン。Windows Media Center Editionも操作できる。テレビも操作できるよう,各社の音量,消音,チャンネル変更に対応。

【Xbox Live カメラ】
 Xbox Liveサービスに統合された,ビデオチャット,ビデオメッセージなどに使用するカメラ。ゲーム中やテレビ閲覧中など,コンテンツを楽しみながら,同時に友人と会話できる。動画はVGA(640×480ドット)で1秒間に30フレーム,静止画は1.3Mピクセルで撮影可能。

【Xbox 360 ヘッドセット】
 Xbox Liveのメッセージサービスや,チャット,ボイスメッセージの録音などに利用するヘッドセット。ケーブルの途中にボリュームと消音のスイッチがついており,Xbox 360コントローラへの直接接続が可能。

【Xbox 360 ワイヤレスLANアダプタ】
 802.11b,802.11g,802.11aといった規格に対応した,ワイヤレスLANアダプタ。802.11aを使えば,Windows Media CenterからXbox 360へ,ハイビジョン映像やCD品質の音楽を転送可能。

【Xbox 360 ワイヤレス コントローラ仕様】
・Xbox 360から9mの有効範囲(2.4GHz)
・単三電池2個で,40時間以上の駆動時間
・256レベル感度の6アナログボタン
・振動の設定は,弱,中,強,オフの4段階
・2.7mの引っかかり防止機能付きコントローラケーブル(ワイヤード版のみ)


【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2005.05/20050517174911detail.html