[韓国ゲーム事情#344]交易MMORPG「巨商伝」後継作が発表に
Kimの韓国最新PCゲーム事情#344
交易MMORPG「巨商伝」後継作が明らかに(2005/5/12)
Text by Kim Dong Wook特派員
交易がメインのMMORPG「巨商」(邦題 巨商伝)の開発元であるJOYON社は,同作の次期プロジェクトである「巨商2」を電撃公開した。
"MMOエコノミックシミュレーション"(Massively Multi-player Online Economic Simulation Game)という新しいジャンルを標榜する巨商2は,2年間にわたり50人以上のスタッフで開発しており,今年の下半期にはクローズドβテストを予定している。
同作は,2006年以後のオンラインゲーム業界をリードすることを目標に,最新技術を惜しみなく投入。ゲームシステムとしては,前作の特徴である"経済システム"が中心であるのはもちろんのこと,航海をして未知の大陸を探険する"冒険"という要素が新しく追加される。
同作の舞台は,16世紀のスペイン,ポルトガル,イギリスなどのヨーロッパ列強が,アフリカとアジア,そして未知の地である新大陸を本格的に開拓した時代。プレイヤーは世界中で経済活動を行う"大商人",都市とギルドを運営する"経営者",新大陸を冒険する"探険家",略奪と侵略を楽しむ"海賊"など,多彩な職業でゲームを楽しめる。 前作では,"武力型"と"商人型"という二つの育成の流れが存在していたが,新作ではさらに多くの育成の流れがあるようだ。 また新要素としては,プレイヤーが都市の経営権を引き受けることができる"経営システム",交易の概念をより進化させた"株式システム"などが追加される予定。
巨商2のプロジェクトマネージャー,Kim, Moo Kwang氏は,「"株式システム"と"村発展システム"の追加によって, いっそう強化された"経済システム",傭兵と共に戦場を歩き回るアクション感あふれる"戦闘モード",広い海を航海する"海上モード",膨大なシナリオの進行と共に豊富なクエストを解いていく"シナリオ進行モード"などの要素を,プレイヤーが満喫できるように準備している。既存のオンラインゲームとの差別化にも力を入れている」と語っている。
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