ボーステックが運営するMMOシミュレーションゲーム「銀河英雄伝説VII」の公式サイト（「こちら」）で，"銀河英雄伝説VIIサービス停止のお知らせ"という一文を目にし，驚いた人も多いのではないだろうか。
公式サイトの「こちら」には，"サービス継続に向けて協議を続けてきたが，版権元の意向によりサービス停止を決定した"と書いてあり，実際に（なんと，このお知らせ文が掲載されたのと同時刻である）4月13日18時以降，ユーザーサポート業務とメンテナンス業務が停止状態となっている。
ゲーム自体は今のところプレイ可能だが，サーバ停止日に関しては公式サイトで「別途連絡」となっており，いつまでプレイ可能なのかは不明である。
メーカーサイドに話を聞いたところ，「サーバーがダウンしても自動的にリブートする設定になっているが，プログラム自体が起動しない状況になってしまったら，復旧は難しい」とのこと。また，「今は話していいことといけないことの判断が難しい。少なくともサーバー停止日に関しては，公式サイトで近日発表する」とも語ってくれたので，今は公式サイトでの発表を待つしかないだろう（サービス停止に関するプレスリリースもないような状況なので，察してほしい）。
その一方で，"銀河英雄伝説"の著作権を管理する有限会社らいとすたっふからも，お詫び文が出ている（「こちら」）。内容は見てのとおりで，権利関係のトラブルなどが，今回のサービス停止の理由のようにも読める。
実際に両社の間にどのようなやりとりがあったのかは分からないし，両社共に色々と言い分があるのだろうが，プレイヤーにとっては，ある意味それは関係のない話だろう。今なお現役のプレイヤーがいるゲームで，このような突然のサービス停止というのは，前代未聞の出来事。いずれにせよ，今回ボーステック側の発表にあった（サーバー利用料金の）"返金処理"で終わらせず，もっと詳しい事情を説明するなどの対応を期待したい。（大路政志）
「銀河英雄伝説VII」
→公式サイトは「こちら」
→紹介ページは「こちら」
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