NVIDIA,Intel向けnForce4 SLIソリューション発表
NVIDIAは,Intelプラットフォーム向けのnForce4チップセットソリューション「NVIDIA nForce4 SLI Intel Edition MCP/SPP」を発表した。 すでに発表されているAthlon 64向けチップセットnForce4 /Ultra/SLI/Proはハイパフォーマンスチップセットして好調な出足を示しており,nForce4 SLIだけでも35万セットを出荷しているという。Intel Editionは,すでにCEDECなどで搭載マザーボードが出展され,登場が待たれていた製品で,今回ようやく正式発表された。 Intel EditionはMedia Communication Prosessor(MCP)とSystem Platform Prosessor(SPP)の2チップ構成となっており,AMD Editionで見られたnForce4 MCPの基本的なフィーチャに加え,AMD版になかった高速メモリコントローラを搭載し(Athlon 64はCPU内にメモリコントローラ内蔵なのでSPPなし),いっそうの高速化を図ったという。初代nForceのときから,NVIDIAのメモリコントローラはハイパフォーマンスで定評があったが,今回のIntel版でも本領を発揮している。 DDR2 667までをサポートした非常に高速なメモリコントローラを2基搭載し,メモリ帯域幅は最大10.5GB/sec,FSBは標準では1066MHzをサポートする。オーバークロックでFSBは1200MHzくらいまでは対応できる模様だ(メーカーの資料に明言されているのも珍しい)。 また,標準でRAID5をサポートし,シリアルATA4本とパラレルATA(従来のIDE)4本の状態を,まとめて管理するMediaShield機能を備えている。これには,ドライブにエラーが発生した場合に,どのコネクタに接続されたディスクに異状があるのかを教えてくれるといった監視機能も含まれている。
Pentium 4 Extream Editionが推奨CPUとなっているなど,ゲーム向けというよりはハイエンドデスクトップ/ワークステーション向けという感じもあるが,高速メモリ,高速ディスク,そしてSLIという構成はゲームでも最高のパフォーマンスを発揮してくれることだろう。 (aueki)
Intel925XE+DDR2 533に対するnForce4のパフォーマンス。667メモリを使ったときはもちろん,同じ533メモリを使用したときもパフォーマンスは向上していることが分かる
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