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「エバークエスト 日本語版」でDirectX 9パッチ対応の延期が発表
ガマニアデジタルエンターテインメントは，「エバークエスト 日本語版」（以下，EQJE）で2005年度初頭に予定していたDirectX 9対応アップデートが，予定より遅れる見込みであることを発表した。
EQJEで導入予定のDirectX 9パッチは，描画機能ほか旧世代から延々とパッチ当てで拡張され続けていたEQクライアントを，最新環境に合わせて新しく作り直したもの。すでに英語版ではDirectX 9クライアントが標準となり，その後の拡張もそれをベースに行われている。描画パフォーマンスなどが向上するほか，最新のフィーチャーに対応するには必須のアップデートといっていいだろう。
クライアントの大幅な作り直しとなり，一部古いビデオカード（DirectX 9ドライバがサポートされていないもの）で動作しなくなるおそれがあるということで，So-net時代から導入を見送られていたものだが，ガマニアでは2004年10月に，DirectX 9対応とともに，それ以降のクライアント拡張を一気に取り入れるという発表を行っていた。2月実装予定ということで，すでに公式サイトではスクリーンショットも公開されており，途中までは順調に開発が進んでいる気配はあったのだが，最終段階にきてクリティカルな問題が発生して延期せざるをえなくなったようだ。
今回予定されている拡張では，英語版の「Gate of Discord」（GoD），「Omens of War」（OoW）といった拡張パックで実現されるフィーチャーまで取り入れる予定であることが発表されている。スクリーンショットから察せられるように，ドロップシャドウの実装，水面表現の改善などといったOoWでの拡張が実装されるのは確実で，トレーダーUIなど最新のクライアント環境と同等のものが実現されると思われる。基本的には，これまで累積していたクライアントパッチをまとめて導入するもので，Windowsでいえばサービスパックのようなものとなる。英語版で，GoDやOoWを導入していないプレイヤーの環境とだいたい似たものになると考えていいだろう。
導入の時期については明らかにされていないが，全体的にはほぼ完成状態で，致命的な問題点が解決され次第リリースできる態勢ではあるようだ。早期の対応を期待したい。 （aueki）
「エバークエスト 日本語版」
→公式ページは「こちら」
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