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「エバークエストII」特集記事第八回「マーケットシステム」を掲載
2005/02/24 00:00
 スクウェア・エニックスが運営を予定しているMMORPG「エバークエストII」の特集記事第八回は,プレイヤー間のアイテム流通を便利にする「マーケットシステム」について紹介していく。
 MMORPGでは,プレイヤー間のアイテム流通の機能としてバザーやオークション機能が実装されていることは珍しくない。本作でも基本的には似たようなシステムとなっているが,一覧性の高さなど,使いやすさで群を抜いたシステムとなっているのが特徴だ。

 本作でのマーケットシステムは「ファイナルファンタジーXI」のオークション機能に似ており(EQIIではオークションによる落札ではなく,購入先を直接買い手が決められる),ブローカーと呼ばれる専用NPCを通じてアイテムを売買するのが基本となる。
 商品(アイテム)をマーケットに陳列するには,自分の所有する家と,"Market Bulletin Board"の二つが必要となる。Market Bulletin Boardを持ち家の壁に設置すれば,出品や落札リストなどの管理ができるという仕組みだ。
 ブローカーを通じて売買をすると手数料がかかってしまうが,出品者は必ず家を持っている(設定次第で友人の家からも出品は可能)ことから,ブローカーを通さずに直接出品者のところに出向いて購入できるのが特徴的だ。ブローカーへ支払う手数料は,出品価格の2割以上となるので,とくに高額商品を購入するときには出品者から直接購入するというのが基本となる。ただし,出品者の家は街中にあるとはいえ,少なからず移動に時間がかかってしまうので,人気商品はその間に売り切れてしまうこともあるだろう。

 また,マーケットはケイノスとフリーポートで別なので,街周辺で入手できるアイテムの種類や入手率などによって,同じアイテムでも平均価格が異なっていることがある。面白いのは,それぞれの街に,相対する街のマーケットを覗ける闇ブローカーが存在していて,ゲームストーリー上での善と悪の2極に対して,水面下でも強く生きる商人魂を感じられるところだ。
 マーケットシステムは,プレイヤー間での売買を主要素とするので,コミュニティ育成にも密接に関係してくる部分。アーティザン(生産)は,本家EverQuest IIでも頻繁にバランス調整が行われており,その調整の影響が大きく,瞬時に反映されるのがマーケットともいえる。人気のあるアイテムを大量に作成したり,冒険で入手したアイテムで大儲けしたりするには日々のマーケットの状況を把握しておくのがいいだろう。

 クローズドβテストのテスター募集,ギルド単位でのテスター募集が終了してからというもの,あまり動きが見えてこなかった日本語版。応募した人からも「どうなっているの?」という声が挙がっているようで心配させられる部分だが,そろそろ何かしらのアクションがあるらしいので,もう少しの辛抱(首は伸びきりそうだが)となりそうだ。(Seal)

「エバークエストII」
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マーケットシステムに欠かせないブローカーは,各Society(アーティザンの工房)に一人ずつ派遣されているほか,街中でもみることができる。ブローカーを通さずに直接出品者からも購入できるので,時と場合によって使い分けが必要だ

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http://www.4gamer.net/news/history/2005.02/20050224000001detail.html