MMORPGプレイヤーのためのSNS,「MMON」登場
ナニカは,MMORPGのプレイヤーに特化したソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下,SNS)「MMON(エムエムオン)」のβ版を,2月8日(火)にオープンすると発表した。オープン後にMMONに参加するには,会員からの招待が必要になるが,2月8日までの期間は,招待なしに登録できる。
MMON事務局によると,オープン当初は「プロフィール」「日記」「コミュニティ」「イベント」といった,既存のSNSと同様の機能が実装されるという。ただし,プロフィールとして現在遊んでいるメインゲームとサブゲームを設定/公開できるとのことで,このあたりで既存SNSとの差別化を図っているようだ。 さらに近い将来には,メインゲームやサブゲームを検索キーにして,同好の士を探すような機能も盛り込んでいきたいとのこと。
会員数が多くなれば,一緒に同じMMOで遊ぶ仲間を探すうえで非常に便利なSNSになりそうだ。とはいえ,既存のSNSで特定のMMORPGタイトルのコミュニティを作ってしまえば,それで事足りるようにも思える。 その点についてMMON事務局では,「既存のSNSだと実生活を引きずった形でのコミュニティになりがちだが,(誰もがMMORPGのプレイヤーであるという前提のMMONであれば)ゲーマーであるということをさらけ出したコミュニケーションが可能」であると考えているそうだ。
確かに一般のSNSを利用していると,昔からの友人やオンラインでできた友人,さらには仕事関係の知人など,さまざまなタイプの人から自分のプロフィールや日記などを見られてしまうため,本当に好きなものをさらけ出すことに引け目を感じてしまう人もいるはず。そういう意味では,参加者全員がMMORPGで遊んでいるという前提条件があるだけで,より濃密なコミュニケーションが生まれる可能性はある。 また,MMON内でゲームに関係ないようなコミュニティを作ることも可能ということなので,「MMORPGが好きで,なおかつ○○好きな人向けコミュニティ」といった具合の,ちょっと濃いめの,それでいて中に入れば楽しそうな世界も生まれうるだろう。
利用料金は,多くのSNSと同様に無料(ただし会員登録は18歳以上に限られている)。となると,どうやってこのシステムを維持運営していく予定なのかが気になるところだが,これについてはゲームメーカーと提携してユーザーリサーチやイベント運営などを行うことで運営費を賄い,収益を上げていくというビジネスモデルを目指しているという。
会員数が順調に増え,サービスも安定した形で運営されれば,なかなか面白いことになりそうなMMON。すでに他のSNSに登録している人も,招待してくれる人がいないためにSNS未経験の人も,とりあえずは8日までの期間に事前登録を済ませてみてはいかがだろうか?(tet)
「MMON」 →公式サイトは「こちら」
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