| 2004/11/12 21:02 |
11月10日よりクローズドβテストが開始された「大航海時代 Online」は，16世紀初頭のヨーロッパを背景とする「大航海時代」の世界で，自由度の高い海洋冒険が楽しめるMMORPG。歴史ゲームファンのみならず，映画やアニメなどで「海賊」の魅力を知ったライトゲーマーにも，ぜひとも一度はプレイしてもらいたい期待の注目作品である。
とはいえ，惜しくもクローズドβテストのテスター募集に落選してしまった人も多いはず。オープンβテストが開始されるのはもう少し先の話になりそうなので，今はスクリーンショットを眺めるなどして，来るべき大航海時代への期待と想像をふくらませてほしい。
さて，今回スクリーンショットを撮影するに当たり，ざっと10時間程度ではあるがプレイしてみたのだが，実際にプレイしてみての第一印象は，「自由度が高い」。これに尽きる。
最初に選択しなければならない職業（冒険家見習，商人見習，軍人見習）によってある程度の行動制限はあるものの，普通にクエストをこなしたり，海賊船相手に海戦を楽しんだり，各地の交易品を売買したりと，多種多様なプレイスタイルがゲームシステムに容認されている点が，素直に楽しいと感じた。交易品の売買をすれば交易の，戦闘をすれば戦闘の，新しい発見をすれば冒険家としての経験が加算されていく。およそなんらかの意味を持つ行動（それが単に移動のための航海だとしても）をとれば，それはキャラクターの名声や経験として蓄積されていくのである。
従来のMMORPGでは，ルーチンワークになりがちな戦闘を延々と繰り返すことがゲームの根幹と言えなくもない。それはそれでもちろん楽しいわけだが，大航海時代 Onlineの柔軟なキャラクター育成システムは，戦闘重視のMMORPGに慣れ親しんだ人にとって，驚くほど新鮮に感じることだろう。
人それぞれのプレイスタイルをがっちり受け止めてくれる「大航海時代 Online」だから，プレイヤーに押しつけられる「大目標」というものも，さほど意識することなくプレイできそうだ。冒険家，商人，軍人のそれぞれに，章仕立てのメインストーリー（メインクエスト）が用意されているものの，選択肢による物語分岐が用意されているので，ゲーム世界での「生き様」も自分自身である程度コントロールできるはずである。
己の主義主張を信じて進むもよし。魅力的なNPC達と行動を共にし，人生をかけてみるもよし。充実した転職システムやスキルシステム，地位や名声等に関連するパラメータを考慮してみても，主人公の将来像に対する想像は広がる一方である。
また，クローズドβという段階にもかかわらず，非常に安定していることにも感心した。バグらしいバグには，この10時間ほどでは出会わずじまいである。そこらへんは，さすが「信長の野望 Online」でノウハウを積んだコーエーというところか。
ともあれ，クローズドβテストはまだ始まったばかり。筆者自身も広大な世界に右往左往している状態ではあるが，その航海の途中でできる限りの撮影を行ってみた。その成果を「こちら」にアップしたので，本作に興味のある人はぜひ見てみてほしい。なお4Gamerでは，来週から大航海時代 Onlineのプレイ日記を掲載する予定だ。こちらもお楽しみに。（ライター：大路政志）
■「大航海時代 Online」のスクリーンショット集は「こちら」■
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→「大航海時代 Online」の記事一覧は「こちら」
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