2004/11/12 20:39 |
NVIDIAがPCI Expressを使ってビデオカードを2枚差しし,ハイパフォーマンスを狙うというSLIソリューションを提唱して,すでに半年近くになる。NForce4 SLIなど,SLI対応チップセットも用意され,ようやく市場投入が見えはじめてきた。今回発表されたのは,SLI搭載PCやSLIが搭載できるPCに対してNVIDIAのLaboが認定を与えるというプログラムだ。 たとえば,今後SLI搭載PCが発売されるとしても「GeForce 6600GTの2枚で構成されたSLI PCをGeForce 6800 Ultra 2枚に交換したら電源不足で動かなかった」といったトラブルが発生したり,当座はSLIにするつもりはなくても,将来的なアップグレードを見込んでSLI Ready PCを導入にしたときに本当に動くのだろうかといった不安がある。それを解消するための認証プロセスとなるわけだ。SLI Readyないし,SLI PCロゴのついたPCならば,NVIDIA SLIテクノロジを不安なく堪能できる。 また,今回の参入企業として,日本企業としては,マウスコンピューター,サードウェーブ,ツクモ電気,NTTといった名前が見える。少なくともこれらのメーカーからは,SLI認証PCの発売が期待できそうだ。 SLIでは電力食いのビデオカードを2枚搭載するとあって,電源容量や冷却システムなど,これまでのPCとは勝手の違う部分も大きい。最高のパフォーマンスが期待できるソリューションではあるが,投資金額も大きく,ユーザーとしては失敗はしたくないところだろう。SLIについては,NVIDIAも「同じメーカーの同じ種類のビデオカードを使うこと」と動作条件には神経質になっている。確実に動作させるためには,こういったNVIDIA認定プログラムが必要になるのだろう。最新のMMORPGやFPSのプレイヤーでSLI待ちの人は忘れずに認定ロゴ付きのPCをチェックしよう。 (aueki)
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