車掌にもなれるシリーズ最終作品「電車でGO!FINAL」,12月17日に発売予定
2004/10/18 23:55
 アンバランスは,「電車でGO!」シリーズの最終作品となる「電車でGO!FINAL」を2004年12月17日に発売するとアナウンスした。ゲームシステム面で最も進化した作品となるのはもちろんのこと,シリーズ初の試みである車掌役でのプレイも可能となる。

 収録される路線は,歴代作品で扱った山手線(内回り/外回り)・中央線(東京―高尾,上り/下り)・大坂環状線(内回り/外回り)・東海道線(京都―神戸,上り/下り)の4路線を再度取り上げる形だが,グラフィックスはそれぞれにリファインされ,モーター音やインバータ音,駅や路線によって独特の"発車メロディ"など,鉄道ファンにとっては重要な,サウンド要素まできちんと再現される。

 注目の「車掌乗務モード」では,ドアの開閉や車内放送をコントロールでき,二人同時プレイではそれぞれ運転手役と車掌役を務めることが可能となった。
 遊び方に関わる新要素として挙げられるのは,「チェイン・システム」と呼ばれる連鎖得点ルールだ。「電車でGO!」シリーズでは定時到着や定位置停車,定通ポイントや定速ポイントなどのチェックポイントでスコアが入るわけだが,そうしたチェックポイントで連続してスコアを獲得していくと,新たに連鎖ボーナスが入るようになった。このルールによって,スコアアタックがよりスリリングになるはずだ。
 また,新しいプレイモードとして「エンジョイモード」も追加されている。これは,初心者をターゲットに難度を下げつつ,プレイを助ける各種アイテムを使えるようにしたモードで,加速度が上がる「スピードアップ」,急ブレーキが可能になる「クイックブレーキ」,一定の時間現在時刻の進みを止める「タイムストップ」,一定の時間チェイン数とスコアが倍になる「ダブルスコア」,ライフ(乗客の満足度)を回復させる「回復救急箱」という,5種類のアイテムが用意される。

 歴代作品の操作方法を踏襲しつつ,画面に表示される情報を大幅に拡充したのも見逃せないポイントだ。定通ポイントでの時間誤差や定速ポイントでの速度誤差,速度メーターと各種信号/標識,速度制限区間と制限解除といった,電車の運行システムに沿った情報のほか,現在のスコアやチェイン数,ライフ数,予定時刻と現在時刻など,ゲームプレイに必要な要素もそれぞれ表示できる。

 このほか,ルールや操作方法を把握するためのチュートリアルステージである「入門ダイヤ」,ゲーム内で使われる車輌グラフィックスおよび,実写の写真やムービーが鑑賞できる「ミュージアム」といった機能も備えている。価格は5980円(税込)となる予定だ。動作環境については下にまとめたので,自分のPCが条件を満たしているかどうか確認/対策しつつ,発売日(12月17日)を待ってほしい。

 なお,電車でGO!FINALと同時に,アンバランスからは電車でGO!シリーズをよりリアルにプレイするための「電車でGO!ワンハンドルコントローラ」も発売される。接続はUSB,歴代全作品で利用でき,価格は8980円(税込)だ。また,電車でGO!FINALとコントローラをセットにした「電GO!FINAL発売記念ワンコン付セット」も,1000個限定で用意される。こちらは1万2800円(税込)と,別々に買うよりも定価ベースで2160円分安くなる。どちらも購入する予定であれば,このセットを利用するのが得策だろう。(Guevarista)


「電車でGO!FINAL」
発売予定:2004年12月17日
予定価格:5980円(税込)
動作環境 
OS:Windows 98/Me/2000/XP,CPU:PentiumIII/1GHz以上(Pentium 4/2GHz以上推奨),メモリ 256MB以上(512MB以上推奨),ビデオメモリ 32MB以上(64MB以上推奨),GeForce2MX・RADEON 8500・Intel 845GL以上のビデオカード/グラフィックス・コア(GeForce 4 Ti以上推奨,HDD空き容量 2.6GB,DirectX 8.1
※「電車でGO!コントローラ」(DGOC-44)には非対応

(C)TAITO CORP. 1996,2004




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