| 2004/10/12 22:03 |
Kimの韓国最新PCゲーム事情＃247
ニュータイプMMORPG「VATAR」登場（2004/10/12）
Text by Kim Dong Wook特派員
"新しいタイプのMMORPG"を標榜する「VATAR」が，戦闘シーンの画面写真と共に初公開されて話題になっている。
VATARは，両手剣，二刀流，槍など，多彩な武器類が登場するのが特徴で，NPC傭兵でチームを組んで，モンスターとの集団戦闘などが楽しめるという。今回の公開後は，最近韓国で話題のMMORPG「RF Online」に匹敵するインパクトのあるゲームとの評価を受けているのだ。
本作のゲームシステムを整理して紹介しよう。
●傭兵組合システム
洗練された戦闘AIを搭載した，個性的な100種類以上の傭兵を作成可能。プレイヤーのオリジナル傭兵部隊を編成して，モンスター達と戦略的な戦闘を楽しめる。
●リアルタイムワールド構築システム
ゲーム内の城，都市，住居，商店などさまざまな建築物を，プレイヤー達が直接建設，発展，破壊できる。また各建物に対して運営/経営などを行えるなど，プレイヤー達によって世界の姿が変わっていく。
●高度なギルドとコミュニティシステム
プレイヤーが直接小部隊（ギルド）を創設し，部隊員を集めて中隊，大隊，連隊，師団へと発展させられるシステム。下位部隊の部隊員と各隊長達にそれぞれの役目，権限，戦略などを設定できるなど，コミュニティ部分が強化されている。
●メカニックシステム
プレイヤーが直接建設/発展させた都市の商店で，数多くの種類の大型メカニックを作成できる。またこれらのメカニックを利用して，空中移動や戦闘を行える。
●ビジュアル召喚獣システム
ゲーム中に存在する数百種類もの悪魔達と戦闘で勝利することで，自分の召喚獣とすることができる。召喚シーンは，派手な演出になるようだ。
●フリークエストシステム
刻々と変わるプレイヤーの状況（所属する帝国，クラス，階級，所属ギルドの影響力，プレイヤーの行動，レベルなど）に合わせて，帝国から特殊クエスト/任務が与えられるシステム。
●スナイパーシステム
3Dグラフィックスでのプレイに最適化された，カメラAIを搭載。戦闘時のTargetカメラや，イベントシーンでのコンシューマゲームライクなカメラワーク，FPSのようなスナイパーモードなどを楽しめる。
デベロッパであるMOMO SOFT社の社長Shin, Dong il氏は，本作を「はるか大昔，高度文明が滅亡したばかりの原始地球に存在する古代文明という独特のテーマを持つ，コンシューマスタイルのMMORPG」で，「専用の戦闘マップを利用して，傭兵を率いた熱い集団戦闘を楽しめるように設計している」と説明している。
VATARは2004年10月中にクローズドβテストを開始する予定で，年内のオープンβテストを目指している。
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