2004/09/25 01:45 |
ウィンブルジャパンは,世界で始めて劇場に体感音響システム"ウィンブルシステム"を導入したことで知られている,体感音響システムの開発を手掛ける会社。 そんな同社が開発した「ZE-RO」(ゼ・ロ)とは,音を体感振動に変える"バイブロエフェクト・システム"を搭載したゲーム用クッションというものだ。ゲームプレイ時はクッションをお尻の下に敷く形となり,専用のアンプ&ケーブルを接続することでクッションからプレイヤーへ刺激が与えられる。基本的に音に反応するが,爆発音や衝撃音が発生したときはさらに激しい振動が体に伝わる仕組みになっている。 ちなみに今回,同クッションが推奨されていたジャンルは,アクション,スポーツ,レースモノなど。体験コーナーではコーエーの戦国無双やSPIKEのWRC,コナミのサッカーゲームなど,使用することで臨場感が生み出せそうなジャンルが推奨されていた。とりわけアクションなどで激しいバトルが起きたときに振動が伝わってきたりすると,緊張感が生まれて一層楽しめるだろう。なお対応ハードはとくに限られていないため,コンシューマ機でもPCでも利用できる。
また同社ブースでは,ソファーやプラズマテレビなどホームシアターグッズ(?)が一通り並べられており,そこではホームシアター用のウィンブルシート「バイブロDVDチェアー」が展示&説明会が行われていた。これは主にDVD鑑賞時などに使用することとなりそうだが,ゼ・ロと同じく音に反応して振動が伝わってくる。 ちなみにこのシートは現在,映画館の「ユナイテッド・シネマとしまえん」で採用されている特殊ウィンブルシートの家庭版に位置付けられる。同映画館では,オプション料金(上映一回につき200円)を払うことでウィンブルシートを利用できるようになっており,現在公開中の「アイ,ロボット」や,12月に上映される「エイリアンvs.プレデター」などにも対応している。驚いたのが,別途料金を支払わなければならないのに,なんと訪れる約半数の人が料金を払って利用しているという。リピーターも大勢いるということで,同シートの有効性が分かるというもの。大音量が流れる映画館こそが,最も臨場感を生み出す最適な場所なのかもしれない。
写真右:画像には4点しかないが,全部で5種類ある(すみれ,みかん,さくら,わかば,きのこ色)
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さて話が少々ずれてしまったが,「ゼ・ロ」は2004年12月に発売される予定で,価格は(スタッフで聞いた限り)1万9800円。なお同社の公式サイト「こちら」では,すでに予約が受け付けが始まっており,価格は2万円(税,送料別)。一方の「バイブロDVDチェアー」は,3万9800円(税別)で,発売時期はまだ未定とのこと。 自宅で気軽に体感音響が味わえるとだけあって,なかなか気になるシステムだが,お値段もそれなり。同チェアーは先述の「ユナイテッド・シネマとしまえん」にも体験コーナーがあるので,映画の鑑賞ついでに寄ってみてはいかがだろうか。(halen)
→「ウィンブル」の公式サイトは、「こちら」
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写真左:ウィンブルの高橋氏。先述の「ユナイテッド・シネマ としまえん」での反響などを聞かせてもらった
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