βテスター募集も始まったオンライン競馬シム「競馬伝説Live!」,厩舎と牧場関連の追加情報
2004/08/25 16:00
 本日(8月25日)より,クローズドβテストのテスター募集も始まった,ジークレストのオンライン競馬シミュレーション「競馬伝説Live!」。プレイヤーは馬主となり,自分が育てた馬をレースに出して互いに競う。生まれてくる馬の能力は血統や配合の影響を反映し,調教の効果や馬場のコンディションなども再現した緻密なシステムを備える一方,プレイヤー同士が集まって「草レース」と呼ばれるフリー対戦ができるなど,オンラインゲームならではの要素も盛り込まれている。
 配合に関しては,親馬から仔馬に能力が受け継がれる"遺伝"のみならず,血統同士の相性である「ニックス」や,近親交配を用いて能力を強化する「インブリード」にまで踏み込んだ血統概念を実装しているのが大きなポイントだ。自分やほかのプレイヤーが育てた馬に端を発する,新たな血統を築くことさえ可能となっているのだ。
 また,JRA公認の2004年度レースプログラムに完全対応し,現実と同じ日程,ローテーションでレースに臨めるのも見逃せない。

 その競馬伝説Live!について,やや突っ込んだ情報が入ったので早速紹介しよう。競走馬の育成に欠かせない厩舎と牧場に関するものだ。
 激しい闘いの日々を送る競走馬にとって,調教の場である厩舎,疲労回復や繁殖の舞台となる牧場の質や規模は重要な意味を持つ。競馬伝説Live!では,自分の馬主レベルに応じて厩舎と牧場を拡張でき,内部に新しい施設を追加できるという。

 例えば厩舎には,「ゲート練習場」「プール」「ウッドチップコース」「坂路コース」「森林馬道」などが追加できるようだ。ゲート練習場とはレースのスタート地点であるゲートを模した施設で,レースの勝敗に大きな意味を持つスタートダッシュの訓練など,"ゲート調教"が行える。
 プールでは馬の体調管理,とくに重要な体重の調整が行える。"プール調教"は,浮力で体重負担を軽減することで競走馬の大敵である疲労をあまり溜めることなく,ベストの体重を目指せる有効な手段だ。
 一方,細かく砕いた木片を敷き詰めたウッドチップコース(woodchip course)のメリットは,バランスのよい調教ができること。標準の状態では芝とダートのコースが用意されているわけだが,それらに比べてクッションが効くため,馬の脚に負荷が掛からない練習コースとなっている。
 逆に坂路コースではハードな調教が可能で,スピード能力を効率的に伸ばせるのが特徴である。
 そして,上記のような訓練施設とやや異なる意味を持つのが森林馬道。練習用でなく散歩用のコースで,馬をリラックスさせることで効率よく疲労を回復できる。

 同様に牧場には「スタッド」「温泉」「診療所」「採草場」などが追加可能だ。スタッド(stud)は,自分で育てた馬を種牡馬(種馬)として保持するために必要な施設で,血統や配合といったゲーム要素を存分に楽しむためには必須かもしれない。
 温泉の効果は効率のよい疲労回復。放牧期間を短縮できるため,調教やレースにより専念できるようになる。
 診療所では,馬が怪我した場合に患部の治療を集中的に行えるので,回復を早め,戦線復帰までの期間を短くできる。
 採草場は飼葉(かいば。エサのこと)として特別な牧草を育てる場所のこと。追加することで飼葉の品質が上がり,放牧時の体重が増えやすくなる。

 厩舎と牧場の拡張要素はこれら以外にもあるようなので,興味のある人は自分の目で確かめるべく,βテスター募集に応募してみるのがいいかもしれない。なお募集の期間は2004年8月25日(水)から9月13日(月)まで,人数は2000人が予定されている。9月15日(金)中には当選者にメールが届き,翌16日(土)にテストが開始される。
 追って,4Gamer用βテスター枠での募集についてもお伝えするので,しばし待ってほしい。(Guevarista)


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上段が「厩舎」,下段が「牧場」の概観。左からレベル1,2,3とレベルアップしたところだ。どちらも馬主レベル5以上でレベル2にできる



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