台湾発武侠MMORPG「天下無双」が年内にも国内で正式サービスを開始
2004/07/27 19:18
 本日(7月26日)True Plancationは,台湾Wayi International Digital Entertainment社(華義國際數位娯樂(股))が開発したMMORPG「天下無双」の日本国内における配信権を7月16日に獲得したと発表した。これにより同社は,「天下無双」の配信および正式サービス運営を年内に行う予定であることも同時に発表した。

 「天下無双」は,2003年9月16日に台湾で正式サービスが開始され,登録会員数60万人,同時接続数2万5000を超える人気を博しているMMORPG。現在は,中国,香港でも運営配信が行われており,トータルでの登録会員数は150万人を数えるという。

 本作は,中世中国風の幻想的な「武侠」をモチーフとしており,リネージュのような見下ろし視点(いまとなっては,ちょっと古い感じを受けてしまうが)を採用している。戦闘システムでは単に武器や魔法で攻撃をするだけではなく,「武功招式」と呼ばれる戦闘技能を習得し,その習得した技能を組み合わせて「連招(連携技)」と呼ばれるオリジナルの技を作り出せるようになっているのが特徴。
 職業は,"剣宗"(長剣などを得意とする剣士クラス),"幻道"(攻撃魔法などを操る魔法使い),"戦門"(長刀,長槍を扱う最大の攻撃力を持つ戦士クラス),"詭流"(短剣などを好む盗賊/暗殺クラス)の4種類が用意され,それぞれ攻撃速度が速い,ダメージが大きいなどの特徴がある。
 またキャラクターのモーションは,中国で高名な武術家の指導のもとにモーションキャプチャを行うほどの力の入れようで,武道の雰囲気が十分に伝わるようなアクションシーンとなっているようだ。
 なお,WayiとTrue Plancationはオンラインゲームに対する熱意と信念が一致しているとして,今後Wayiのタイトルを日本市場で展開させていく予定もあるとのことだ。

 本作は,9月24日から26日にかけて幕張メッセで開催される東京ゲームショーに出展されることが決定されている。ローカライズの完成度が出展されるバージョンでどの程度となっているかは不明だが,国内でのお披露目となるイベントなので気になる人はぜひその目で見てみるのがいいだろう。(Seal)

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