| 2004/07/23 12:00 |
主にコンシューマゲーム機市場を舞台として，独自の発展を続けてきたSFファンタジーRPGの「真・女神転生」シリーズ。その淵源が8ビット機時代のPCゲームにあるといっても，今やピンとこない人が多いのではないだろうか。
そんな同シリーズではあるが，最新作となる「真・女神転生オンライン IMAGINE」は，PC用のオンラインRPGとしてリリースされる。2003年8月11日には，Xbox用ネットワークゲームの「真・女神転生NINE オンライン版」の開発がキャンセルされているだけに，驚きもひとしおである。
アトラス初のPC用ネットワークゲームであり，同シリーズ独特の世界観とコンセプトを継承しつつ，念願のネットワーク化を果たした異色の作品となるはずだ。
真・女神転生オンライン IMAGINEの大きな特徴は，複数のゲームモードを備えていること。プレイヤーの分身であるアバターは，ほかのプレイヤー（のアバター）とコミュニケーションをとりつつ，システムの異なる複数のゲームモードにまたがって活動する。
また，従来のMMORPGと異なり，同一の舞台がサーバーの数だけ並び立ってしまうパラレルワールド的な形態をとらず，全プレイヤーが一つの世界を共有する点も，大きな特徴といえる。
「真・女神転生」シリーズに連なる作品だけに，主な舞台となるのは現代（20XX年）の東京であり，そこで起こるさまざまな霊的/呪術的現象である。悪魔（仲魔）との「交渉」，悪魔の「合体」による新しい悪魔の登場，コンピュータで悪魔を呼び出せる「召喚プログラム」，「LAW」と「CHAOS」の設定や，各地の神話から取り込んだギミックなど，特異な世界観と独自のゲームシステムはもちろん健在だ。
とてつもなく大きく育って，久しぶりにPCゲーム界に帰ってくる「真・女神転生」。サービス開始時期は2004年内とまだ明確ではないが，公式サイト（http://www.megatenonline.net）のオープンは明日（7月24日）に迫り，2004年7月24日（土），25日（日）には東京キャラクターショー2004への出展も決まっている。続報を楽しみにしたい。（Guevarista）
（C）ATLUS 2004
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