2004/07/23 00:00 |
スクウェア・エニックスが運営中のMMORPG「ファイナルファンタジー XI」の拡張データディスク第2弾,「ファイナルファンタジー XI プロマシアの呪縛」の発売日が9月16日に決定し,いまかいまかと首を長くしている人も多いことだろう。 「プロマシアの呪縛」では,新たなエリアが追加されるとともにクエストに大きく関わってくるNPCなども多数登場する予定で,もちろん新モンスターも追加される。今回,その新登場モンスターの情報が得られたので,早速紹介していこう。これ以外にも,ストーリーに大きく関わりそうな二人の新NPCの情報もあるので,プレイヤーは,どのようなバックストーリーなのかということを頭に叩き込んでおくといいだろう。(Seal)
■ムバルポロスのモブリン種 ・Bugbear(バグベア) 品種改良によって大型化された,作業・運搬・警備用のモブリン。腕・脚・心臓には生体改造が施されていて,途方もない怪力を出せる。言語能力は低く,単語を少々覚えられる程度だが,死体から追加移植された眼と脳によって,右手と左手でまったく異なる作業を器用にこなす。
・Moblin Roadman(モブリンロードマン) 常に変化し続ける都市ムバルポロスの維持には欠かせない,補修要員のモブリン。広大な洞内の各所を巡回しながら点検/補修するために,点検具や工具,食糧,飲水,生活用具まで,あらゆる必需品を携帯している。また,都市に仇なす侵入者を発見すると,即席の警備員に変身する。
・Moblin Groundman(モブリングラウンドマン) ムバルポロス拡張工事の最前線で働く作業モブリン。現場で有毒ガスが発生したり,ボムを掘り当ててしまったりしたときの対策として,3日は現場で生存できる大型の酸素供給装置を背負っている。ヘルムに組み込まれた暗視眼鏡は,彼らの暗視能力をさらに高める優れものである。
・Moblin Chapman(モブリンチャップマン)※画像なし 広大なムバルポロスの現場を数人で巡り,そこで働くモブリン作業員に,食糧はもちろん,嗜好品から情報まで何でも売りつける行商人。現場に数年張りつくことも珍しくない作業員にとって,彼らの訪問は大変歓迎されるが,市場の最後に開催されるミニ賭博場ですっからかんにされ,泣き寝入りする者も多い。
・Goblin Freelance(ゴブリンフリーランス)※画像なし ムバルポロスで接触の増えた外敵を排除するために雇われた,ゴブリン傭兵。地上の諸勢力の戦術や武器に精通しているので,破格の待遇で小隊指揮官として雇われているのが,この「雇われ騎士」と呼ばれるゴブリンである。おっとりしているモブリンをたきつけるのに,日々忙しいようだ。<
左はBugbear,中央はMoblin Roadman,右はMoblin Groundman。ゴブリン系の獣人が住むムバルポロスは,ダンジョンが複雑になっていたり,スイッチが用意されていたりと,いろいろな仕掛けがありそうだ
|
|
|
|
|
|
|
|
|
■虚ろなる闇に蠢く(うごめく)もの達 ・The Empty(虚ろなるもの) 虚ろなる闇(プロミヴォン)を徘徊する生物の残滓(ざんし)。さまざまな形態をとるが,それが元の生物に関係するものなのかどうかは不明。共通しているのは,くすんだ表皮に覆われた空っぽの身体と,唯一の行動原理である,ほかの「虚ろなるもの」や「生あるもの」から,何かを貪ろうとする行為である。
・Wanderer(ワンダラー) プロミヴォンの虚空を漂っている,生物の残滓(ざんし)の一種。巨大な脳髄のような姿をしているが,外見とは裏腹にその行動からは一切の知性が感じられない。比較的小柄で個体数が多いことから,記憶を求める「虚ろなるもの」に捕食されているようである。
・Weeper(ウィーパー) プロミヴォンをうろつく,生物の残滓(ざんし)の一種。「く」の字に折れ曲がった身体の前部には頭部らしきものがあるが,そこには目も鼻も口も耳もない。ただし何かを感じ取る力は残されているらしく,吸い寄せられるように生あるものに近づいては,鋭い鎌手で絶命させる。
左はThe Empty,中央はWanderer,右はWeeper。いままでのモンスターとは異なり,生物とは思えない外観が特徴。内部の光る部分がコアなのだろうか
|
|
|
|
|
|
■その他の新種モンスター ・Corse(コース) パラダモの墓所に埋葬されていた,古の王族の遺骸が不死化したアンデッド。数千年の時を経て自ら目覚めた彼らは,普通のアンデッドと異なり明確な意志を宿している。失われた古代魔法を使って他のアンデッドを指揮し,亡者の王国を築こうと目ろんでいる。
・Buffalo(バッファロー) ウルガラン山脈に棲息する巨大な水牛。数百年前,オークが食用に持ち込んだ家畜が逃げ出し,野生化したものといわれている。原産地の寒冷な気候に適応しており,体温を逃さない分厚い皮下脂肪と凍土をも穿つ巨大な角を有している。凶暴だが,肉質は良好で臭みもなく美味。
・Hunter Antlion(ハンターアントリオン) 非情の獣人アンティカですら忌み避ける,砂漠の巨虫。その堅強な顎で捕えられた獲物は,骨と皮(殻)になるまで体液を吸い尽されてしまう。アンティカの執拗な掃討によりクゾッツで姿を見ることはなくなったが,秘境アットワ地溝には,まだ大量に棲息している。どこまでも獲物を追跡して仕留める狩人タイプと,土中に潜んで近づいた獲物を仕留める伏兵タイプの2種が知られる。ハンターアントリオンは狩人タイプ。
・Diremite(ダイアマイト) 8本足の巨大なダニ。とくに人間を好み,音もなく近づき,長い足で抑えつけ,あるいは糸を吐いて自由を奪ってから,吸血する。彼らと接触して運良く助かった場合も油断はできず,もし卵を産み付けられていたら,孵った幼虫に脳を支配されてしまう。
上段左から,Corse,Hunter Antlion,Diremite。下段の2枚はBuffalo。実際の大きさは不明(Buffaloだけは,一緒に写っているタルタルから予測は可能だが)だが,どれも高レベル帯に出現しそうなモンスターばかり。クエストに密接に絡んできたり,NMとして登場するものもあるかもしれない
|
|
|
|
|
|
■NPC紹介 ・ナグモラーダ(Nag'molada) ジュノ大公国の外交官にして,アルマター機関の一員。クリスタル戦争の折に大公の特使として三国をまわり,アルタナ連合の成立に尽力した。優れた戦略眼と巧みな交渉術を併せ持つ才人。
・デスパシエール(Despachiaire) 地下壕に潜むタブナジアの生き残りを束ねる長老。敬虔なアルタナ信徒であり,かつて教会の出入商人を務めていた。戦争で息子を亡くしたためか,孫のウルミアを溺愛している。
上段はデスパシエール,下段はナグモラーダ。どちらも一癖ありそうな雰囲気が漂っている。今回公開されたデスパシエールなど,プロマシアの呪縛で追加されるNPCには,ジュノが密接に絡んでいるようなのでクエストには期待が持てる
|
|
|
|
|
|
→「ファイナルファンタジーXI プロマシアの呪縛」の記事一覧は,「こちら」
Copyright (C) 2002-2004 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
|
|
|