その中で,最も息が長く,事実上ロックマンシリーズの中心となっているのが"ロックマン Xシリーズ"。1993年の初登場以来,今回紹介するロックマン X8で8作めとなる(ゲームボーイカラー向けにリリースされた「ロックマン X サーバーミッション」「ロックマン X2 ソウルイレイザー」や,PlayStation 2とGAMECUBE用にリリースされたRPG「ロックマンX コマンドミッション」を含めると11作め)。
本作でプレイヤーは,「エックス」「ゼロ」「アクセル」らを操作し,人類の滅亡を企てるシグマと戦うことになる。
ステージ開始時に3人の中から2人のプレイヤーキャラクターを選択し,ステージの途中で場面に応じて切り替えながら進んでいく「プレイヤーチェンジ」システムが採用されている。攻撃方法や移動方法などがそれぞれ異なるキャラを,相対する敵や地形に応じて適切に切り替えるのが,攻略のポイントとなるわけだ。
また,敵を攻撃するごとに溜まる「アタックゲージ」が満タンになると,2人のキャラクターで同時に画面全体を攻撃する「ダブルアタック」,操作中のキャラが敵に捕まって身動きができなくなったら控えのキャラクターを呼び出して助けてもらう「レスキューチェンジ」など,複数のプレイヤーキャラが用意されているからこそ実現できた要素が,仲間が力を合わせて巨悪と戦う気分を,プレイヤーに味わわせてくれる。
本作では,物語の導入部でもあるオープニングステージをクリア後,八つのステージに好きな順番で挑戦できるのだが,この体験版で遊べるのはオープニングステージのみ。
ただし,セーブやロードこそできないものの,一度オープニングステージをクリアした後も,ゲームオーバーにならない限り,繰り返しオープニングステージで遊ぶことはできる。初回プレイ時とは違うプレイヤーキャラの組み合わせを選んで,初回には行けなかった場所にあるアイテムを拾う,といったやり込みは可能だ。
ロックマンといえば,難度の高いアクションゲームという印象を持っている人もいるだろう。本作ももちろん,なかなかの手応えだ。だが,ただ難しいだけでなく,アクションゲームらしい爽快感もしっかり感じさせてくれるあたりは,カプコンらしさと言えるかもしれない。
これまでにロックマンシリーズを遊んだことがない人も,この体験版を試してみてほしい。そうすればきっと,着実に人気を集めながらシリーズを重ねている理由が理解できるはずだ。
なお,本作はキーボードでの操作も可能だが,元々がパッドでの操作が前提のコンシューマ向けタイトルということもあってか,キーボード使用時の操作性にはきついものがある。操作性も含めた難度を克服することを,ゲームで遊ぶことの醍醐味であると思える人以外は,おとなしくパッドを使ったほうがいいだろう。
■キー操作
■動作環境
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