[E3 2004#148]荒廃した世界をCombat Automobileで突っ走れ! MMO「Auto Assault」公開 - 2004/05/20 16:24


 E3のNC Softブースには数々のタイトルが並んでいたが,対戦台や車のオブジェが置かれていたことで注目されていたのが,MMO「Auto Assault」だ。本作品は「Jump Gate」を開発した米国のNetDevil社が制作中のタイトルで,プレイヤーは荒廃した世界を舞台にCombat Automobileを駆って,さまざまな敵と戦うことになる。もちろん敵を倒して資金を貯めれば強力な装備を購入でき,プレイヤーの車両はより強いものへと成長していく。よくありがちな設定ではあるが,逆に分かりやすいテーマであることから誰もがすんなりとゲーム世界に入っていけそうだ。
 そうしたこともあってか,展示されていたデモ機は結構な人気。が,やはり車を操作しながら戦うのは難しい。操作は一般的なFPSのようだが,スピードを上げて勾配を上るとジャンプしてしまったり,操作を誤ると車体がスピンしてしまったりと,車ならではの操作感覚に苦労している人も多く見られた。位置取りという観点で見ると,PvPでは通常のFPSよりも操作テクニックが問われるものになるかもしれない。ちなみに攻撃に関しては回転砲台を搭載している設定なので,背後の敵であってもターゲーットが可能。逃げながらの射撃もできるようになっていた(さすがに射撃が前方のみであったらもっと高難度になっていたことだろう)。
 ちなみにメーカーの発表によれば死亡時のペナルティは極力押さえる方向で開発しているとのこと。これなら誰もが積極的にPvPに参加できるので,かなり熱いゲームになりそうな予感だ



 実際のゲームでは車から降りてパーティメンバーを募集できるそうだが,展示されていたバージョンは,とりあえず戦闘のみができるというシンプルなものであった。ちなみにゲーム内に存在するほとんどのオブジェクトが破壊可能であるらしく,カーブを曲がり損ねてガードレールに衝突すればガードレールは倒れ,流れ弾が家を直撃すれば家は倒壊し,道端に積まれたドラム缶(?)に突っ込めばドラム缶が派手に散らばるといったように,派手なカーバトルが楽しめた。なおオブジェクトの壊れ方を見ていて物理エンジンが気になったので聞いてみたところ,「Painkiller」や「Half-Life2」で使われているHAVOC2.0を使っているとのこと。なるほど,どおりでリアルな壊れっぷりなわけだ。
 個人的にキャラクターがラジコンっぽく見えてしまうのが残念に思えたが,ここ最近では見られなかったテーマとアプローチだけに今後の展開に期待したいと思う。リリースは2005年になるとのことで,今後は多くの情報が出てくるに違いない。楽しみだ。(Murayama)

→「Auto Assault」の記事一覧は「こちら」

(c) 2004 Net Devil and NCsoft Corporation. All rights reserved. Auto AssaultR is a trademark of Net Devil and NCsoft Corporation. NCsoftR is a trademark of NCsoft Corporation. All other trademarks are the property of their respective owners.


友達にメールで教えよう!
←Back to 4Gamer Top
←Back to News Archive