[E3 2004#131]ドイツ発の恋愛ゲーム「Singles」,EIDOSから全米へ | - 2004/05/16 23:47 |
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心が通ってくるとベッドシーンなども見られるが,The Simsシリーズと大きく異なるのは,これらの行為を一切隠し立てしていないということ。喘ぎ声も聞こえてくるので,ヘッドホン必須の成人向けゲームだ。 Singlesには,男女6体ずつのキャラクターが用意されており,シムピープルのように髪型や肌の色を変更することはできない。プレイヤーの好みでは,女性と女性でもいいし,男性と男性でもゲームを進めることが可能となっており,市販のゲームで同性愛が楽しめるというのも,リベラルなヨーロッパのゲームらしい。 それぞれのキャラクターは,事前に嗜好や趣味が決定しているので,組み合わせによっては攻略が難しいという難度の違いが出てくる。彼らの収入源は平日の仕事であり,The Simsのようにランクアップしたり転職したりはできないものの,一定の財源は保証されているのでプレイしやすい。 もちろん,新しい家具を購入したり,壁紙や観葉植物で部屋を飾ったりするは同じだ。The Simsほどバラエティがなく,ファンが自由に制作できるなどのオンラインコミュニティは考えていないようだが,このあたりはパッチなどで続々とリリースされる予定だとか。 画像の色合いはThe Simsに似たほのぼのとしたものだが,ことセックスに関してはグラフィカル。ベッドでは下腹部こそシーツに隠れているものの,女性の胸は露出したまま。ただ,ベッドの外を歩くときは自動的に下着姿に変化する。行為はプレイヤーが止めるまで,もしくはパラメータが減少してキャラクターがストップするまで続けられる。 関係がうまくいくと,アパートがペントハウスに拡張したり,最終的には結婚して子供を持ち,海岸沿いの大きな部屋に引っ越したりできる。残念なのは,友人を自分達のアパートに呼べないことと,週末のデートや親族のイベントなどが一切含まれていないこと。それと,先述したようにプレイヤーが自分で家具をデザインできるようなツールが用意されていないことだ。 しかし,男女(もしくは同性)の大人の関係を楽しんでみたいという人には,遊んで見る価値があるかもしれない。まだ日本での販売は検討されていないということで,気になる人は輸入版に頼ることになるだろう。アメリカでは2004年の夏中のリリースを予定している。(奥谷海人) →「Singles:Flirt up your Life」の記事一覧は,「こちら」 |