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以前からNewsで伝えてきたように，Catacombsを導入すると地下都市を舞台とした冒険が楽しめるようになる。デモは実際のゲームではなくE3用のマップ上を歩き回るものであったが，Catacombsでは描画エンジンの強化もあって，かなり美しい世界を目にできた。
本シリーズはタイトルを重ねるごとに樹木や水の表現が美しくなっているが，今回目立ってパワーアップしたのはキャラクターの描画だろう。キャラクターのテクスチャがまったく新しいものになり，同じキャラクターが別人と思えるほど変わってしまうのだ。髪型や肌色なども追加され，細かいところでは"まばたき"などもするようになっていた。
ほかにもキャラクター周りでいえば鎧などの質感も改良され，染料を使って染め上げたときの着色具合も，金属の凹凸を考慮した仕上がりを見せていた。プレイキャラクターがアカ抜けたことで，これまでとは違う印象を受けることだろう。
また大きな変更点としては，各国家ごとに1種類ずつクラスが追加になることが挙げられる。だが内訳や内容については「未定」だといわれてしまった。
そこで，「アルビオンにはSaint，ヒベルニアにはStealth Mage，ミッドガルドにはShapeshifterというクラスが追加になるという噂がありますが……」と突っ込んでみたところ，笑いながら「冗談きついなー」との返事。Davis氏は「まだ決まっていないよ」と言っていたが，参考までに噂として流れているNewクラスを紹介しておこう。
■Saint
アルビオンに追加されるヒーラークラスで，SPはレベルアップごとにLevel×1.0ポイントを取得できる。Avalonian，Briton，Icconu，Half Ogreが就くことができる。Enhancements，Rejuvenation，Holy Lightの3種のスキルを習得できる。
■Stealth Mage
ヒベルニアに追加されるStealth能力を持つキャスター（アサシンクラス？）で，SPはレベルアップごとにLevel×1.5ポイントを取得できる。Lurikeen，Elf，Sylvan，Celtが就くことができる。Stealth Study，Shadow Assistance，Grasping Shadowsの3種のスキルを習得できる。
■Shapeshifter
ミッドガルドに追加される変身能力を持つキャスターで，SPはレベルアップごとにLevel×1.0ポイントを取得できる。Valkyn，Norseman，Frostalf，Trollが就くことができる。Shapeshifting，Copycat，Enragementの3系統スキルを習得できる。
続いて，ゲームシステムとしてTrials of Atlantisのアーティファクトやマスターレベルのような新しい要素はあるのか質問したところ，今回は"プライベートダンジョン"が導入されるとの返事だった。
これは自分のパーティメンバーのみが存在できるダンジョンで，同じタイミングでほかのパーティがそのダンジョンに入ろうとした場合は，それぞれまったく同じ地形の別のダンジョンで冒険することになる。なおプライベートダンジョンはクエストで使われることになり，モンスターも繰り返してPOPしないので経験値稼ぎはできないとのこと。これは通常の狩り場の必要性を考えたうえでのことだそうだ。
プライベートダンジョンはキャラクターの強さに合わせたものが登場する仕組みになっているので，レベルが低いキャラクターでも楽しめると語っていた。
このプライベートダンジョンと連携して，クエストの進行状況に応じて登場する石碑も追加されている。これは馬に代わる（といっても馬がなくなるわけではないが）移動手段の一つで，各地への移動を手助けしてくれる。
キャラクターは石碑から石碑へとワープできるらしく，クエストをより効率的に進められるそうだ。
これで拡張パックが三本めということもあって，大型パッチなど含めた今後の予定を聞いてみると，戦場をパワーアップする「NewFrontiers」は調整が完了すれば2004年6月くらいに導入し，パッケージで販売される拡張パックについては約10か月程度の周期で定期的にリリースしたいと語っていた。
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「実は我々もそうした声がたくさんあがっていることは知っている。だから今回のCatacombsでは強さのインフレを招くようなことはしていないし，パーティレベルに合わせて楽しめるプライベートダンジョンなど，初心者でも楽しめるような仕掛けを盛り込んでいる」
と語ってくれた。何はともあれ，2004年末の発売日が楽しみだ。（Murayama）
→「ダーク・エイジ・オブ・キャメロット」の情報一覧は，「こちら」
→「Dark Age of Camelot：Catacombs」の情報一覧は，「こちら」
