ロサンゼルスの現地時間5月10日（E3本番二日前）に，同市のダウンタウンに位置するWalt Disney Concert Hallにて，スクウェア・エニックスの"FFコンサート付き"プレスカンファレンスが開催された。
さてこの会では，FFXIIを始めコンシューマタイトルが何本か紹介されたわけだが，実は発表会の終盤に，同社の和田社長から衝撃のコメントがあったのだ。それがもっともforGamer的には大きなNewsなので，先んじて掲載しておこう。
事前情報も噂レベルでは耳に入ってはいたし，そもそもが和田社長のことだから"何かある"と心構えをしていた我々メディア陣だが，なんとその内容は，世界43万人のプレイヤーを抱えるMMORPG「EverQuest」の最新作「EverQuest II」の日本での運営をスクウェア・エニックスが担当するという事実。同社がサードパーティの作品に手を付けるのは，これが初めてのこと。その記念すべき一発目にオンラインゲームを，MMORPGを，しかもEQIIを持ってくるあたり，「さすが」と言わざるをえない。
タイトル発表の合間に"サラリ"と口にされたこの事実だが，同社は日本国内における「EverQuest II」のローカライズ，ホスティング，コミュニティ管理のすべてを行う予定とのこと。ちなみにこの話，ずいぶん前から話を聞いてはいたのだが，そんなこんなで本日ようやっと発表できる運びになった。
さらに，発表からやや遅れて同社の公式サイトでもこの発表がなされたが，注目すべきはその発売時期だ。公式サイトでの発表によると，発売時期は2005年の初頭。初頭というのはすこし曖昧な表現だが，言葉自体の意味からすると1月とか2月とかそのあたりになる可能性は高い。北米でのサービスインがいつごろになるかが未発表なので，もしかすると同時開始となる可能性もなしではないのかも。
発表のその瞬間，日本，そして米国の各メディアが一斉にカタカタとノートPCを叩き出したのがこのコメントの重要性を表している。その後速攻でコンタクトを取って，E3期間中にあと何度かスクウェア・エニックス関係者，およびSOE開発陣とコンタクトがとれることになった。もしかしたら些細な内容になってしまうかもしれないが，さらなる続報がお届けできることになると思う。MMORPGファンは，乞うご期待。（Gueed）
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