ライブドアからRTS「キャッスルストライク」の発売が決定 - 2004/04/14 20:34

 2004年の2月に当サイトの「こちら」でデモ版を紹介した,攻城戦を楽しめるRTS「Castle Strike」の完全日本語版がライブドアより発売される。発売日は2004年4月23日で,価格は7140円(税込)。

 本作は,中世ヨーロッパを舞台にしたRTS。プレイヤーはイギリス,フランス,ドイツの3か国からいずれかを選択して,まずは城の基礎となる城郭の設置をする。そこから作業ユニットである市民を作成し,彼らに指示を出して木材や鉄鋼などの各種資源を集めて,城の設備を増築していく。その貯まった資源を元に,兵士や攻城兵器などの軍事ユニットを作成して他国へと攻め入り,自国を勝利へと導いていくというごく一般的なRTSの構造だ。
 とはいえタイトルからも分かるように城をメインテーマとした作品で,主に攻城戦がウリになっている。とくに城の建設作業はかなり細かく描写できており,城郭を始めとした城壁,城門,兵舎,馬小屋,やぐら,噴水さらには典輪(くるわ),はては秘密の抜け穴など,さまざまな施設を建設/設置できるのが面白い作品だ。
 攻城戦RTSといえば「ストロングホールド」を思い浮かべる人も多いと思うが,ストロングホールドが箱庭シム寄りのゲーム性に対して,本作はストラテジー寄りの作品だといえるだろう。

 ゲームモードにはシングルプレイとマルチプレイがあり,シングルプレイはシナリオ形式のキャンペーンモードと,CPUと対戦するカスタムモードが存在する。
 マルチプレイはLANとインターネットによる対戦が4人まで可能で,ゲームモードはどちらかが全滅するまでのデスマッチ,城郭を占領,キャプチャー・ザ・フラッグの三つ。そのほかにハンディキャップや,初期資源の設定,最大人口の設定など,RTSのオーソドックスな設定はしっかり実装されている。ちなみに,画面は3Dで描かれており,マウスを使って自由なアングルで遊ぶことも可能だ。

 発表と同時に日本語版のβが編集部に届いたので,早速プレイしてみた。画面のスクロールが若干重いようにも感じられたが,なにぶんチューニング前のβ版だし,動作環境を満たしているPCであれば遊べる範囲だろう。また,ゲーム内のメニューはもちろんのこと,ユニットの名称やゲーム中に表示されるポップアップヘルプ,チュートリアルのタイトルなど,見た限りではすべてが日本語化されている。言葉の壁につまづくことなく安心して遊べる出来になっているといえるだろう。中世の城に興味があるRTS好きのプレイヤーなら,ぜひオススメしたい作品だ。(Seirou)


キャッスルストライク(Castle Strike 完全日本語版)
■発売日: 2004年4月23日
■価格:7140円(税込)
■メーカー: ライブドア
■動作環境:Windows 98/Me/2000/XP,PentiumIII/1GHz 以上,256MB以上のメモリ,600MB以上のHDD空き容量

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